2006年6月13日

更新日:6/13 23:36

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本日の担当:横井孝佳

柏の葉で行われた佐川急便東京との練習試合は、トータルスコア4対1で快勝。欲を言えばレギュラー組が出場した1本目でスコアレスドローに終わったことが残念ですが、東京V戦から中2日で体が重そうだったこと、また相手の選手も目の色を変えて挑んできていたことを加味すれば、30分間での無得点はやむを得ないかな、と。
むしろケガをしないかとひやひやしながら観ていました。接触プレーで途中交代した平山選手は、「腰を打って、力が入らなくなった」とのことで、骨やじん帯などへの影響はないようです。一安心しました。

2本目と3本目は、ご見学いただいた皆さんにも楽しんでもらえたと思います。2本目では、藏川選手が復活。右SBとして出場し、スピードと正確なクロスでチャンスを演出しました。久々の実戦でまだまだ本調子ではないはず。これからが楽しみです。
先制点となったフランサ選手のゴールは、アシストの李忠成選手が素晴らしかった。PA内で倒れながらも、頭でフランサ選手にパス。フランサ選手は決めるだけ、といった感じでした。乗ってる選手はやることが積極的で、観ているほうもうれしくなります。
その忠成選手、背番号28をつけての出場。なぜかと申せば。エクイップメントのキムちゃんによると、ロッカールームのエリアが谷澤選手の隣だったんですって。忠成選手は間違えて谷澤選手のユニフォームを着てしまったと。気づいたけど着替える時間もなく、そのまま出場してしまったと。公式戦でやったらえらいことですけど、練習試合だから区別がつけばいいのです。よほど慌ててたんでしょうね。

3本目は、2本目に続いて藏川選手、そして中谷選手と北嶋選手が復帰。ファンの方はもちろん、私たちスタッフにとってもうれしい復活です。中谷選手は本職の左SBではなく、左サイドハーフ、ちょうど平山選手のポジションでプレー。縦への突破からクロスを上げたり、中央に切り込んでのコンビネーションプレー、時には右サイドへポジションチェンジしたりと、活発にピッチを駆け回り、完全復活を感じさせました。実際、中谷選手のプレーを見るのは初めてに近いのですけど、想像よりもずっと攻撃的だったのが印象的。試合後に石さんにその旨感想を話したら、「そりゃ今日はポジションが前だから当然だろうがよ」と笑われましたが、いやそれにしても。今日のプレーには、石さんも喜んでいました。「また選択肢が増えた」と。
北嶋選手はまだまだ本調子ではないと思います。しかし、前線からの激しいチェイス、安定したポストプレーは負傷前と変わらず。「そうそう、これなんだよコレ」とゴールの裏で写真を撮りながら呟いてました。彼が前線からプレスをかけることで、後ろはずいぶんと楽になる。実際、北嶋選手がボールを奪えなくても、苦し紛れにクリアしたボールを中盤で拾えたりしますからね。挨拶代わりのゴールも決めてくれました。
しかし3本目で最も目立っていたのは、何と言っても長谷川悠選手。通称タロウ、あるいはモンゴル。特に自身2点目の弾丸ミドルは、ワールドクラスといっても差し支えないほど。いや、すごいもん見せてもらった。競り合いで腰から落ち、かなり痛かったはずですが、最後までプレー。ロッカールームで治療を受けている最中、「やっぱり柏の葉はやりやすい?」と聞いたら、「オレのホームですからね」と笑っていました。流通経済大柏高は、柏の葉のすぐ近くです。

なお、今日は2本目と3本目に練習生が参加しました。ご紹介しますと、2本目に参加したのは順大の小宮山尊信選手。大学No.1サイドバックとの呼び声の高い有望株です。横浜F・マリノスの強化指定選手でもあります。今日と明日、練習に参加します。
3本目に出場したのは鈴木伸貴選手。大宮東高卒業後、ドイツの3部リーグに入団し、これまでドイツでプレーしてきた異色の経歴を持っています。土曜日まで練習に参加する予定です。皆さん、お見知りおきを。