2006年6月17日

更新日:6/17 20:48

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本日の担当:横井孝佳

すぐに次の湘南戦があるからと、チャンスはつくれていたからと、PKによる1失点に抑えたからと・・・。前向きに考えようとしても、すぐに腹の底から悔しさがわき上がって来ます。
監督会見の最後に、地元紙の記者さんから石さんへ質問が飛びました。「今日の徳島の戦いぶりはいかがでしたか?」と。「4バック、3ボランチでゴール前を固めて、PKで1点取って、それで勝てて良ければいいんじゃないでしょうか」と答えていました。本音が出たのだと思います。結果と同じくらいに内容にこだわる石さんだからこそ、相手の戦法に皮肉のひとつでも言いたくなったのかもしれません。しかし、それでも勝たねばならないのがレイソルに課せられた使命であり、そんな相手に勝っていかなければ昇格は覚束ない。後半はガッチガチに守られましたが、前半はレイソルのほうがひどい戦いぶりだった。反省すべき点は多々あります。
次の湘南戦は中3日、修正の時間は多く与えられていません。まずは明日、しっかりと疲労を取り去り、月曜、火曜に出来る限りの準備をして、次戦に挑みます。連敗だけは許されない。それは試合後、選手皆が口にしていました。

往路はチームに帯同していましたが、復路は別行動です。羽田行きの最終便は19時発。私の場合、試合後2時間以上にわたってHPの更新作業などが入るため、飛行機は間に合うかどうかリスキー。で、夜行列車で帰ることにしました(広報日記を後回しにすれば結果的には間に合ったんですけど)。現在は高松駅で広報日記を書いています。
鳴門の駅から乗った列車で、偶然サポーターの方お二人とお会いしました(黄色いからすぐわかりました)。その方々と一緒にいらしたのは、なんと石さんのご両親でした。いつも西日本のアウェーゲームにいらっしゃっていることは聞いていましたが、お会いするのは初めて。列車の中でしたが、ご挨拶することが出来てよかったです。
そしてもう一組、レイソルサポーターの方々と一緒に、初々しい地元高校生のカップルがいたのです。男の子はサッカー選手で、年代別の代表に選ばれた経験もあるそう。どうしてもプロサッカー選手になりたくて、「レイソルの試合はレベルが高そうだから、観に来ました」とのこと。負けてしまってすみません。
この日記を読むことはないかもしれませんが、Jリーガーでもない私から君にアドバイスを。絶対にJリーガーになれる方法、それはJリーガーになるまで諦めないことです。諦めたらそこで終わりだから、絶対に諦めないで。一事が万事そうじゃないですか? J1昇格もまた然り。
今日はやぶれましたが、この先どんなことがあっても、最後まで諦めない。信じて戦い続けること。ぜひこれからも皆さん、一緒に戦っていきましょう。
目をキラキラさせて夢を語ってくれる彼に、これまでホームアウェー全試合の会場ではめてきた、イエローのシリコンバンドをプレゼントしてしまいました。今季が終わったら、ご希望の方にさしあげようと思っていたのですが。彼にはぜひ、Jリーガーの夢をかなえてほしい。列車はいろんな出会いがあっていいですね。