2006年6月19日

更新日:6/19 17:35

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本日の担当:種蔵里美

蒸し暑い一日でした。
気温と湿度がどんどん上昇するなかでの午前中の練習は、見ているだけで「うう暑い・・・」とつぶやいてしまったほどでした。
昨日はオフでしたが、徳島戦から中3日での湘南戦に向け、軽めの調整かと思いきや、様々なバリエーションをもって紅白戦を繰り返しました。これまでフィールドプレーヤーとしてただ一人全試合にフル出場してきた小林祐三選手を出場停止で欠く次節。祐三選手が抜けた部分をどう対応するか、またそれ以外にも連携や組合せを確認するための紅白戦でした。
紅白戦の後は一部の選手がサイドからのクロス、シュートの練習を。そして最後の最後まで、大河原選手が田村コーチ指導のもと、ヘディングの練習を一人必死に行っていました。
明日は午前中に軽めの調整を行い、午後、湘南に向けて移動する予定です。

PHOTO GALLERYでもお知らせしたとおり、昨日、我孫子市にある特別養護老人ホーム「和楽園」を新人選手3人とともに訪れてきました。新人選手にとっては、ホームタウン活動であるとともに、ボランティア活動を経験するという大事な研修の一環でもあります。
財団法人さわやか福祉財団に調整をお願いし、初めて我孫子で開催しました。非常に喜んでいただき、「館内でわぁーっという歓声が聞かれるのは滅多にないこと。参加した人はそれぞれ楽しかったと思います」と施設の方にも喜んでいただきました。
印象的なことがありました。入所されている方で、女性が嫌いなおばあちゃまがいらっしゃいました。日頃接する女性ヘルパーの方にも大きな声で怒ったり、爪でひっかくこともあるそうです。当日参加してくださったのですが、最初は怒った様子も見受けられたものの、時間が経つに連れて、選手の実技や子どもたちの楽しそうな姿、会場内の歓声に引っ張られるように笑顔になり、最後には女性のヘルパーさんに「子どもがね、こうして両手で握手をしてくれたんだよ」と手を握って喜んで報告をしてくれたそうです。
「あんな笑顔は久しぶりに見ましたよ」とは施設長の方のお言葉です。

全国で展開している「サッカーさわやか広場」は昨日で101回目を数えたそう。レイソルだけでなく、レッズやガンバ、アントラーズなども参加しています。
レイソルだから、Jリーガーが来たから、これほど喜んでいただいたのではもちろんないと思います。サッカーを全然知らない方もまだ大勢いらっしゃいます。地域にプロのサッカーチームがあり、当日協力してくれるサッカー少年たちのJリーガーへの憧れ、純粋にお年寄りの方々との触れ合いを楽しむ少年たちの姿、選手たち自身の「喜ばせたい、楽しんでもらいたい」という思いが相乗効果を生んでいるからこその活動です。
サッカーを通じてできること。このホームタウンエリアで、想像以上に大きなパワーを持っていることを、それぞれの新人選手たちが身をもって体感してくれたことと思います。
私自身も、Jリーグの持つ力にあらためて気付かされる一日となりました。