鹿児島・指宿キャンプ8日目
担当:大重正人
指宿キャンプ8日目、リハビリ中の選手をのぞいてはトレーニングがオフとなりました。心地よい暖かな朝でしたが、午後を過ぎると海からの強い風がサッカー場に吹きつけ、少し肌寒いなかでのトレーニングになりました。
選手のツイッターなどにも写真が載っていましたが、ホテルからサッカー場までの間に、動物が飼われています。そのなかのニホンザルです。「すごくおとなしいし、人懐っこいんですよ。癒されます」と工藤選手や酒井選手もお気に入りの様子。たしかに近づいても吠えたりしないし、本当にかわいらしく疲れを癒してくれる存在です。
キャンプ中盤を過ぎて、疲れもたまってきている頃です。それでも務めて元気に、変わらぬ活気で毎日のメニューを消化している選手たち。若手組のフィジカルトレーニングで、列の先頭に立っていたのが工藤選手と田中選手でした。ともに勢いよく、小気味のよいステップワークでラダーの間を駆け抜けると、自然と選手たちも同じリズム・テンポで続きます。ほかの選手たちを元気に引っ張る二人のフォワードでした。
その後は4対2の鳥かご。イエロービブスの橋本&相馬コンビ。懸命にボールを追いかけますが、あえなく獲りきれずに腕立てに。
続くターン。まずは鬼を決めるジャンケンですが...橋本選手があえなく負け
「さすが関西人、わかってるよね?」と周りから冷やかされます。
続くベテラン組のなかには、兵働選手も合流。室内からラダーまで同じメニューをこなすところまで回復してきました。その後パスゲームに向かう選手たちを送り出し、別メニューへ。ピメンテウコーチから「ランニングシューズを履いて!」と言われ、「これはちょっと嫌な予感がしますね...」と苦笑です。
そのとおりでした!ピッチの外周を8割ぐらいの力でのダッシュとジョグを繰り返す持久力トレーニング。徐々にダッシュの距離が長くなり、最終的にはぐるっと1周がダッシュに。これを逆回りも繰り返し、さすがに「これはキツイ」と顔がゆがみます。
しかし走りきった兵働選手には、大谷選手や水野選手からねぎらいの言葉が。周りも室内での地道なトレーニングの苦労や辛さを知っているからこそ、それを乗り越えて、ピッチに戻ってきた仲間の復帰を祝い、温かなムードに包まれました。これから持久力を高める走り込みなどさらに厳しいメニューが待っているでしょうが、完全復帰までもう一歩です。その日を心待ちにしたいと思います。
明日も水曜のロアッソ戦に合わせて、午後から1本のトレーニングに変更となりました。それでは今日はこのあたりで。