2019年2月 4日

指宿キャンプ8日目

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担当:大重正人

15日間の指宿キャンプ、今日が8日目、ちょうど中日です。今日は都心でも20度近いに気温になったとのことですが、こちら指宿も毎日温暖な気候が続き、南国の恵みを受けています。順調にネルシーニョ監督のもと、J2からの再出発を図るレイソルは、日々、一日一日戦うチームになってきていると感じます。去年のこの時期は、もうすでにACLプレーオフを戦い終えていたことを考えると、今年は十分な時間があり、詰め込むように急ぐことなく、じっくりとトレーニングを積むことができています。

ここ数日は、11対11の形式でのトレーニングが増えました。昨日はセットプレーもありました。今日もネルシーニョ監督から「これは実際のゲームでも起こることだ!もっと実戦を意識しろ!!」と激しい言葉が飛んでいました。チームのやり方とずれがあった場合には、すぐに笛を吹いて、監督自らその場で選手に伝えます。もちろんその言及はチーム全体にも波及するもので、ひとつひとつの事象でやってはいけない約束事が明確にされています。すぐに改善されたものには名前を呼びながら「いいぞ!!」と拍手するシーンも目にします。明後日のテゲバジャーロ宮崎とのトレーニングマッチ、30分×4本の予定ですが、新しい選手が融合した新生レイソルの第一戦となります。

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昨夜、ルール講習会が実施されました。JFAトップレフェリーグループシニアマネジャーの上川徹さんが、昨シーズンの試合映像を見ながら、オフサイドやハンド、選手の安全を守るための危険なプレーについてなど、判定のスタンダードをご説明いただきました。一例を挙げれば、先日のアジアカップ決勝での吉田選手のハンドについても意見交換されました。日本を応援している一ファンとしては「あれは厳しいでしょ」と思うのですが、選手の多くがハンドだと思うと手を挙げていたところに、ピッチに立つ選手やレフェリーの見解も様々なんだと改めて感じました。

ただ、そういう点をできるだけクリアにして、共通化して、レフェリーも選手たちも、そして我々やファンサポーターの皆様も同じ認識のもと、試合運営されることが望ましいですし、協会やリーグもそれをめざして普及活動をおこなっています。Jリーグyoutubeによる『Jリーグジャッジ「リプレイ」』はファンサポーターにとってもわかりやすいすばらしい取り組みだと思います。また協会やリーグのサイトでも今季のルール説明がされるとのことです。

さらに、レイソルがルヴァンカップに出場し、プライムステージまで進出すれば「VAR(ビデオアシスタントレフェリー)」も導入されます。J1参入プレーオフでも日立台でも昨シーズン実施テストが行われており、導入への準備が進められ、このたびより良い、公正な判定がおこなわれるようになります。こちらのJリーグのニュースもぜひご一読ください。
https://www.jleague.jp/news/article/13976/

さて今夜ですが、レイソルU-18(高校2年&1年生主体)が出場する「アルカスインターナショナルカップ」が開幕します。レアルマドリード、パリサンジェルマン、バイエルンミュンヘンなど、世界各国のビッグクラブのユールチームが参加する国際大会です。先日のアジアカップで優勝したカタールは、この大会に出場する「アスパイアアカデミー」による選手育成強化を図ってきました。出場経験のある杉井選手と山田選手、そして去年のMVPで現在キャンプ参加中の細谷真大選手からのエールを贈りました。今夜22:35からの初戦は、パリサンジェルマン戦。昨年ファイナルで敗れた相手とのいきなりのリターンマッチです。公式サイトではニュースや動画などたくさんのコンテンツがありますので、こちらもみていただきながら、レイソルU-18への応援をどうぞおねがいします!
https://internationalcup.alkass.net/u17/