2013年8月22日

嵐の90分

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:河原 正明

 新しい歴史を共に切り開こう。
 今日は試合前から多くのサポーターがいまや遅しとスタジアムに集まっていました。おかげさまでチケットもホーム側の応援席は全て売り切れとなり、選手入場時には黄色と黒でスタンドが彩られ、そして「柏から世界へ」の熱唱で出迎えと否が応でも盛り上がる雰囲気を作っていだきました。

0821getatop.jpg

 その声援と応援に押されてホームチームが出足良くリズムを掴みます。前半21分、コーナーキックのチャンス。相手のクリアボールが工藤選手の正面へ。すかさず右足で蹴りこむとゴールに吸い込まれます。

0821kudoexplosion.jpg

 その後も攻めのギアを上げますが、相手も一昨年に対戦したアルサッドにようなロングボール主体でなく、つなぐサッカーでそれまでの「アジアのチーム」との対戦では無かった攻撃をしてきます。レイソルの選手と選手の間のスペースへの侵入が上手く、そのままゴール前まで攻め込まれあわやという場面を作られます。
 しかし、GK菅野選手をはじめ守備陣が対応して事なきを得ます。だが、繰り返されるボディーブローが効いてきたのか、残り1分で自陣で与えたCK。レイソルの先制点と同じくクリアしたボールが相手選手の前にこぼれます。そこをわずかに寄せきれず、コースを狙ったシュートが決まってしまいます。

0821captainscool.jpg

 後半から狩野選手を投入し工藤選手をFWに、レアンドロ選手をトップ下にポジションを変更し「選手同士の距離感を良くして、コンパクトな守備から攻撃を」狙います。相手も追いついた勢いで攻め込み続け、双方がチャンスを作ります。相手もアラブのチームらしく熱く、時に激しいプレーで選手同士がヒートアップする場面も。残り5分で相手のシュートがクロスバーを叩けば、レイソルも絶好の澤選手のラストパスで惜しいシーンを作るなど互いに最後まで得点を狙い続け、あきらめない気持ちが伝わる試合でした。
 リターンマッチは1ヶ月後。その間に3つの大会で7試合を行います。「もちろんアルシャバブの分析もしつつ、今日よりも良い内容で戦うつもり」とネルシーニョ監督。明日から土曜日のリーグ戦に向けて挑戦の日々が続きます。

0821cooptosave.jpg

 結果は思い描いていたようなものではありませんでしたが、一面黄色のスタンドは試合後、相手のプロドーム監督も「90分間最後までサポーターが歌い続ける素晴らしい雰囲気のスタジアムで試合をすることは非常に心地良かった」とコメントを付け加えるほどでした。
 平日のナイトゲーム、しかも夕立も降る中本当に多くの方にご来場いただきました。繰り返しになりますが、柏商工会議所青年部を始め準備にご協力していただいたサポーター有志の皆様、そして早めの来場をとの呼びかけに応じて駆けつけていただいた全ての皆様に感謝申し上げます。
 次はアウェイ戦、「倍返し!」して日本に帰ってきます!!

0821atmos.jpg