ビッグゲーム
担当:大重正人
いよいよ、明日に迫ったACL準々決勝。サウジアラビアから、アルシャバブチームが来日しました。前日会見では、世界的な名選手が登壇しました。アルシャバブを率いるのは、ミシェル プロドーム監督。元ベルギー代表の名キーパーで、世界のサッカーファンの間で知らない人はいない、そんな伝説の人です。
会見ではフランス語で穏やかに語りました。監督の母国ベルギーでキャンプを張り、アブダビ、そして来日前には韓国で5日間のミニキャンプ。しっかりとこの試合へ向けて調整したきたそうです。ただ「自分たちはまだシーズン開幕前、最初の公式戦がACLの準々決勝で、準備不足は否めない」。ちょっと意表を突かれたというか、強気なコメントはほぼありませんでした。でも、それを鵜呑みにはできないでしょう。
逆にネルシーニョ監督は、警戒すべき3人の名前を挙げました。「アルシャバブを分析して、やはり技術が高い。特に中盤のテクニカルな選手、フェルナンドとトーレス、非常にスキルを持った質の高い選手。前線のターゲットとなるハザジは、技術があり、身長も高く、ヘディングも強いので注意が必要だ」。
補足すると、昨年までのアルシャバブのエースFW、アルゼンチン人のタグリアブエ選手が移籍するなど、前線の選手が大きく入れ替わりました。センターFWのハザジ選手はサウジアラビア代表の25歳、驚異的なジャンプ力から繰り出すヘディングで「鷹」という異名もあるそうです。ブラジル人のフェルナンド選手は32歳で186cmの長身、28歳のトーレス選手は現役のコロンビア代表でW杯南米予選にも出場しています。この2人が攻撃の司令塔。またラフィーニャ選手というブラジル人アタッカー、167cmと小柄ながらスピードがありそうです。
これまでの戦いで、選手たちがみな口にしていましたが「ACLは相手の長所を消すよりも、長所を出し合ってぶつかることが多い」と。それぞれのポジションで、監督から与えられたタスクをしっかりこなし、攻守ともにいつもどおりの自分の仕事をやり遂げる。それが勝利への必須条件です。
サポーターみなさんのご期待も、ひしひしと感じています。チケットは、ビジター自由席を残して、すべて完売しました。当日券はいつもの日立台公園ではなく、ビジター側入口で販売致します。ビジターエリアでのレイソルへの応援やグッズ着用はできませんので、あらかじめご容赦ください。
そしてキックオフ前には、戦場に立つ選手たちをこれ以上ない応援で盛り上げようと、スタンドでコレオグラフィー(マスゲーム)が行われます。レイソルカラーのプラカード5000枚は「We love KASHIWAキャンペーン実行委員会」にてご準備くださいました。柏熱地帯、バックスタンドにてご観戦の方は、できるだけ早めにご来場&ご準備いただき、18時55分ごろ、選手入場時にフラッグとカードを思い切り掲げて、選手への応援をどうぞよろしくお願いいたします。
レイソル史上に残る、真夏のビッグゲームに。最高の応援、最高の勝利で、最高の一日にしましょう!!