2006年9月10日

更新日:9/10 2:4

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本日の担当:横井孝佳

0-2。完敗と言えるスコアですが、そうとは思えないし思いたくもない。チャンスをつくれていた(シュート数は相手の10本に対しレイソルは19本)だけに、悔しいゲームでした。

言いたいことは多々あります。Jリーグの更なる発展のためにも、クラブとして申し上げるべきことはきちんと申し上げます。しかし、結果として試合に負けたことは事実。そこはきちんと受け止め、乗り越えていかねばなりません。

試合後の選手たちは、悔しさを表情に漂わせながらも、次の横浜戦へと切り換える必要性を口々に話していました。そう、日付の上ではもう、次の戦いが明後日に迫っています。ここでうつむいている暇も必要もありません。今日の敗戦は悔しい。しかしそれを引きずっていては、勝てるゲームも勝てない。今日の反省や課題を修正しながらも、自信を失わず、闘志を燃やしていかなくては。
ネガティブになるのなんて簡単です。負けた夜なんて、ほっとけばネガの谷間に転げ落ちていく。ここでいかに気持ちを奮い立たせ、次なる戦いへのモチベーションを上げていくか、それこそが精神面のタフネスですよね。

タイムアップの笛が響き、選手たちがゴール裏のサポーター席へ挨拶に行ったとき。わずかな面積のアウェイ側応援席をびっしり埋め尽くした黄色い家族達が、「うつむくな」「顔を上げろ」と鼓舞してくださっているのが、記者席からも見て取れました。選手たちがどれほど勇気付けられたか。彼らに代わってお礼を申し上げます。
数の上では10分の1程度だったのに、レイソルサポーターの声量はものすごかった。それほど気持ちを込めて応援してくださったサポーターの皆さんと勝利を分かち合えず、返す返すも悔しいのですが、手を携えて、最後に訪れる歓喜に向かって、この難局を乗り越えていきましょう。

次節は絶対に負けられない一戦となりました。しかも、岡山選手、小林亮選手、藏川選手が出られない非常事態。今日の試合を負傷により回避した李忠成選手、大谷選手、小林祐三選手も、現時点では出場できるかどうか判然としません。4月の函館でのコンサドーレ戦を思い起こさせる、厳しい一戦となります。ですが函館では、それまで出場機会が少なかった李忠成選手や鈴木将太選手が、意地を見せてくれました。次も、北嶋選手の言葉を借りれば「新しく入ってくる選手たち」、その活躍に期待したい。
函館で、選手たちが持てる力を出し尽くして勝利したからこそ、今この順位にいられるのだと思います。今こそレイソルファミリーの力を結集し、横浜戦、何が何でも勝利を掴みましょう。水曜日、三ツ沢でお会いしましょう。