2015年1月23日

グアムキャンプ5日目

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担当:大重正人

グアムに来て5日目。これまでで最も「暑い」午前中でした。青い空と木々やピッチの緑が色鮮やかに映えるなか、フォーメーションの各位置に散って、ボールの動かし方、丁寧なパスに注意しながら、フィニッシュまで行くトレーニング。この練習は、午後にそのままつながっていました。20分×3本、始動日から8日目にして、フルサイズのピッチで、最も本格的な紅白戦が行われました。午後からは突然の強烈なスコールで、吉田監督の姿が見えづらくなるほどでしたが、、、

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なんとか天候回復。吉田監督によるホワイトボードを使った説明は、みっちりと5分以上続きました。それに聞き入る選手たち。システム、ビルドアップ、連動した守り方、ボールの動かし方。この1週間で新しく取り組んできた形、ピッチの随所で見ることができました。U-18チームなどアカデミーでやってきたサッカーを、今度はトップチームの選手たちがやっている。まさに一新、そんな風景でした。ゴールはクロスをヘディングで合わせたクリスティアーノ選手、左サイドからのボールをフリーで流し込んだ工藤選手でした。

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もちろん監督やコーチのなかで、うまく行っているところ、修正しなければいけない課題、ピッチの中でいろんな発見があったはずです。撮影したビデオで確認し、コーチたちとミーティングを行い、また明日への練習につなげていく。そういった作業の繰り返しで、新しいレイソルのサッカーが作り上げられていきます。

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このキャンプには、U-18から2人の選手が練習参加しています。GK滝本晴彦選手、右サイドバックの熊川翔選手です。トップチームの中、多くの先輩を前に緊張しているかと思いきや、ピッチではダイナミックな動きでしっかり自分を出しているように見えます。「もう時間が経つのがあっという間で、本当に充実しています」とは滝本選手。「クリスのシュートは本当にすごいです」とプロのパワーに驚きながらも、必死に食らいついています。

タイミング良い攻撃参加が光る熊川選手は、「ユースではあまり大きい選手がいないんで、グラウンダーでクロスを入れることが多いですが、トップにも大きな選手もいるので」と高低使い分けながら、的確にクロスを送り込んでいます。2人とも柏日体高校の2年生、「キャンプが終わったらテストがあるんで。まずは提出物をしっかり出さないといけないです」と学業との両立にも頑張っている日々です。

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吉田監督は、いいサッカーをするためには、良いトレーニングをしなければいけないと話していました。茨田選手は「各ポジションにほぼユース出身の選手がいて手本になれば、ほかの選手もみんな能力は高いので、もっと身についていくと思います」と話します。たとえば、このタイミングで前へ出ていくんだ、ここにボールがある時はあそこでもらいに行く、といった約束事。監督の言葉で理解することはもちろんですが、それを自然と表現できるチームメイトが多ければ多いほど、トレーニングの質は自然と高まっていくはずです。今日の紅白戦をスタートにして、チーム内の共通理解が深まり、また競争も激化していくキャンプ。明日も2部練習、グアムでは残り2日間となりました。最後に、雨上りの虹。なにかの吉兆であれば何よりですね~

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