明日はACL!
担当:大重正人
早いなぁ!と思っていた今季の開幕。チョンブリとの死闘を乗り越えた2月16日から、レイソルは早くも1か月を駆け抜けました。ここまで5試合を戦い、3勝2分。明日はACLグループステージの第3戦。中国の山東魯能を迎え撃ちます。ACLではここまで1勝1敗。前回は全北にホームで1-4と敗れ、負傷選手や、出場停止で主力2人を欠く台所事情ですが、吉田達磨監督からは、前日コメントの冒頭でまずこういった話がありました。
「明日はまず中国の山東魯能、かなりの強豪、古豪、このチャンピオンズリーグの戦いも慣れていますし、去年のセレッソ大阪の試合ももちろん見ました。そういった国際試合にとても慣れている。相手の外国人選手はもちろんですけど、ローカルの、中国人選手の能力も非常に高く、速く、ブラジル人監督の下、とてもチームとしてまとまっているという印象を受けています。全北との試合、スコアとしては大差がついたように見えますが(4-1)、チェ ガンヒ監督(全北)のコメントにもありましたけど、決して内容はそのスコア通りだったわけではなく、とても大きな力を秘めたチーム。我々なんとしても明日はホームですし、その相手に対してでも勝ちにいかなければならないという気持ちでいます」
先日の仙台戦ではレアンドロ選手と武富選手がベンチメンバーからも外れましたが、「ターンオーバー」についての考え方について、質問がありました。
「まず、ターンオーバーをするほど、選手の数がいないんですけど、人数的に言うと。今やってきている中では、ほとんどの選手が良いレベル、良い意欲でやっていますから、その試合においてのベストメンバーを送り込めるということはあります。レアンドロにしろ武富にしろ、この前は試合をやっていませんけど、彼らはもちろん特別な選手ではありますが、他のメンバーもある意味特別なものを持っています。特にターンオーバーというよりは、その試合にどう勝っていくか、どういうことが考えられるかというなかで、次々に来る試合に対して、誰をどこで使って、誰をどこで間をおかせて、ということを考えていける状態であるのは確かです」
明日のテレビ中継も日本テレビのCSチャンネル、日テレプラスです。中野アナウンサーからは、日本勢が苦戦している中、レイソルがここまでは結果を残せている状況について質問がありました。
「国際大会、アジアに出ていくことへの経験、慣れというものをクラブとして持っているのは確かだと思います。ただ、他のクラブもしっかりと準備をして戦っているはずですし、結果は我々がたまたま、今のところ勝ち点を拾えているという状況であると受け止めています。その難しさというか、Jリーグと並行していく中で、中3日の試合が続いていく中で、対策、対応というところは、みっちりトレーニングする時間はないですし、その中で我々が普段突き詰めなければいけないベースの部分を、どれだけ1回1回、3日後に訪れる変化に対して、対応できるように、ベースのところを高めていくか、整えていくかというところが最も大事だと思っています」
そして明日の実況は、1か月ぶりのレイソル戦登板となる山本紘之アナ。山本アナにとっても思い出深い日立台。この1年、90分のゲームに限れば22試合負けていないことへの質問がありました。
「いつか負けるでしょうし、ということが前提ですけど、このクラブがここに存在している環境というものが、見てのとおり公園ですし、アカデミーからすべて、この柏レイソルに携わる人間がここに集まり、週末になると地域の人々、サポーターが黄色で埋めてくれる。そんな雰囲気というのを無意識に我々の血というか、身体に無意識のうちに染み込ませてくれるような環境がここにはあるので、特に何戦負けていないとか、僕もそうですけど選手もクラブも大きく意識はしていなくて、ただ自然と、そういったものが力として湧いてくるというか、備わっているという環境、状況にあるかなと思っています」
自然に。無意識に。湧いてくる。監督も中学生時代に日立台へ通い、プロキャリアをスタートさせ、アカデミーコーチとして長年過ごしてきた、この地。そういった言葉で、この日立台で感じ取れるスタジアムの雰囲気の表現がありました。明日もスタンドを黄色に染め上げて、強力な後押しで選手たちは戦えることでしょう。山東側も数百人のサポーターが来場するかもしれないとのことですが、ここは我らの日立台。数でも応援でも試合でも負けるわけにはいきません。明日は最高予想気温が19度、だいぶ寒さが和らいできました。19時キックオフ、ぜひ日立台へ参戦ください。どうぞよろしくお願いします!
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