J1通算250勝!
担当:河原 正明
4度目の正直で、春到来の声。
J1リーグ 第4節 徳島ヴォルティス戦は敵地で2-0の勝利。4試合目でようやく今季初勝利となりました。
4度目、といえば今日の試合会場の鳴門大塚はJ2時代に3試合連続で未勝利のスタジアムでしたが、J1の舞台でやっと攻略することができました。
今日の試合で一番注目されていたのはやはりドミンゲス兄弟対決でした。大変仲が良い兄弟ですが、さすがに「兄とはこの1週間連絡をとっていない」(弟・クレイトン)、「弟とはいえ、勝負のためにボールをもったらガッツリいくぜ!」(兄・レアンドロ)と試合前は強く意識せざるを得ない雰囲気に。
レイソル、ヴォルティスサポーターならずとも、容姿、プレースタイルがソックリなことを改めて気づいたと思います。その2人が初めてコンタクトしかけたのは前半5分くらいだったでしょうか。ドリブルする兄に迫る弟。
さらに後半にはファウルの判定を巡る兄弟をハン グギョン選手が「まぁまぁ」と抑える場面も。「試合開始すぐは不思議な感覚だった。でもすぐに慣れて、レイソルか勝つためにだけ集中できた」(兄・レアンドロ)。「どんな時でも兄は弟に負けてはいけないよね」と試合前に話していた"ニーヤン"、今日の試合結果は兄の貫禄勝ちといったところでしょうか。次の兄弟対決は6月1日のナビスコカップ。今度は兄がホーム日立台で弟を迎え撃ちます。
試合結果は勝利でしたが、試合後に満足な表情をしている選手は少なかったです。ハーフタイムにネルシーニョ監督からも「もっとシュートを打つように」との指示がありましたが、今季未勝利チーム同士の対戦とあってか引いて守る相手に対してボールを持つことが出来ても、レイソルはなかなかフィニッシュまで持ち込むことができません。
後半立ち上がりにたて続けに攻めるも得点にはならず。逆にミスから相手のカウンター攻撃で2度あわやのピンチをしのぎます。レイソルは「あと少し」、ヴォルティスには「なんとかいけるかも」と互いに辛抱強く攻守の時間帯が変わる展開でしたが、後半22分にようやく均衡を破ります。
前半にもシュートチャンスがあった橋本選手が、工藤選手が競ってこぼれてきたボールを強引かつ強烈な一振り。これまでのうっぷんを晴らすようなシュートでようやく風穴を開けます。橋本選手は神戸戦の得点に続いて今季2得点目。チーム得点王です!
※このゴールは第4節のノミネートゴールに選ばれました!
ややガックリしたヴォルティスに対してようやくスッキリしたレイソルの攻撃陣が奮起し、後半40分には工藤選手のクロスにレアンドロ選手が頭で合わせ、嬉しい移籍後初ゴール。直後にネルシーニョ監督はクローザー役として工藤選手に代えてDFの渡部選手を投入、そのまま逃げ切りました。
これでクラブ創設以来J1リーグで通算250勝、節目の試合となりました。先週水曜日のナビスコカップ浦和戦と続いて公式戦での「連勝」。次はリーグ戦での連勝を目指します。今日も遠く徳島まで応援に来ていただきありがとうございました。次はホームゲーム。春休みの試合となります。ぜひスタジアムで声援を送ってください!
明日はトップチームはオフ、明後日火曜日午前の練習試合 筑波大学戦出場メンバー以外はオフ、連休となりましたのでご了承ください。