レイソルOBとの対戦
担当:大重正人
一昨日までの雪一面の銀世界が嘘のようです。昨日の雪かきの甲斐あって、13時から無事にトレーニングマッチを開催することができました。日立台で迎え撃ったのは、産業能率大学。昨日の広報日記にもありましたが、レイソルOBの加藤望監督が率います。ベルマーレで現役引退後はアカデミーコーチとなり、産能大は2年目の指揮となります。高山選手は「大学時代にベルマーレの練習参加したとき、ノゾさんがコーチだったんです」と不出場ながらあいさつに赴いていました。
試合中、ベンチの近くで写真を撮っていたのですが、常に産能ベンチから聞こえていたのは「やれ、やれ!」というゲキ。ファウルなどでプレーが止まったとき、またセルフジャッジで足が止まりそうになったとき、必ずその声がかかっていました。切り替えの速さがチーム戦術の柱となっているのかと想像します。実際にプレーを見ても、奪ってから攻撃へ飛び出す速さと人数のかけ方は、今日のレイソル以上でした。カウンターのときは3バックを残して、7人が敵陣へ駆けだすような、そんなスピード感。くさびが入れば、フリックやスルーでレイソルDFを食いつかせ、その裏のスペースへ飛び出すアタックが徹底されていました。まるで湘南ベルマーレを彷彿とさせるサッカーにも見えました。
そんな生きのいい大学生チームを相手に、今日のレイソルは1-2と敗れました。お互いにゴール前まで運んでシュートを打つシーンが少ない中、前半終了間際に右サイドからの好シュートが決まり、後半にもDFラインの裏側へ飛び出されて2失点。レイソルのゴールは、CKからのリバウンドをキープした田中順也選手が、左足でのシュートコースを冷静に作り出して左隅へ決めました。
今日はほとんどの選手が45分プレー。日曜日にはちばぎんカップが控え、キャンプから戻ってきて、もう一段階コンディションアップのギアをあげていくところ。「大学生に負けてしまった結果はしっかり受け止めないといけない。ただ負けたことで確認するところが見えたし、試合後にはみんなで思ったことを話し合えた」と工藤選手はポジティヴに振り返ります。
後半から出場した狩野健太選手。右サイドでの1対1をほぼ制し、巧みなフェイントや突破で攻撃の起点となりました。オフシーズンには足首を治療し、年明けからリハビリやフィジカル練習を繰り返し、ようやく指宿キャンプ後半に合流。「今年初めてのゲームでした。まだまだですけどね。この時期は身体を作っていく時期。今年は出遅れた分、自分から積極的に動いて行きました」。このように着実にステップアップしている選手もいます。今日のチームの結果は奮いませんでしたが、これからも温かく見守っていただければと思います。
最後にお知らせです。昨年、年間シートをご購入いただいき、ご継続手続きがお済でない方のお席を確保しておりましたが、2月15日からのチケット一般販売に向けて、確保しておりましたお席を会員販売及び一般販売のお席として順次、販売させていただきます。ご継続並びに新規でご購入をご希望の方につきましては、明日2月13日(木)までにお申込くださいますようお願いいたします。