2010年11月 6日

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担当:河原 正明

 残り5戦となった今シーズン。いよいよ明日の岐阜戦で柏レイソルは引き分け以上の結果を残せば、J1昇格圏内である3位以内が決定します。練習後に取材に応じた北嶋選手も「昇格へのカウントダウンの話は、今までチーム内ではしていなかったけど、さすがに今は意識しています。でも、確かに特別な一戦になるが、『今までやり続けてきたことの続き』なだけです」と話すように、普段通りに戦うと強調していました。
 
 取材に訪れるメディアの数も今週は急増。同じく練習後の監督取材も、今年一番の数の記者さんたちが囲みます。しかし、「なんとなくもう(昇格は)決まりでしょう」といった雰囲気を察したのか、ネルシーニョ監督は「J2リーグを見下ししていませんか?ここはみなさんが思うほど簡単なリーグではない!」とピシャリ。「勝ち抜くにはタフなリーグ。我々は明日もいつもと変わらぬ戦いをするだけ。大事な残り5戦の1つなだけ」と選手同様、監督もブレることはありません。
 昨年の残り5戦は、今の状況とは正反対。「負ければ即降格」、まるで鋭利な刃の上を一歩一歩踏み外さないように慎重に、しかし前を行くライバルに置いていかれないように懸命に走る、そんな毎日の中で一縷の望みをつないでいった戦いでした。中でも最終戦の川崎F戦は、前節に降格となったものの「目の前での胴上げだけは阻止しよう」という強い気持ちで挑んだ一戦。退場者が出る劣勢でも、フランサ選手が2得点を奪い追い上げた展開は、皆さんの記憶にも新しいでしょう。
 今年は、立場が変わりましたが、明日の対戦相手であるFC岐阜も同じ気持ちで挑んでくるはずです。そう思うと、一戦必勝で挑まないといけないのは我々のほうではないでしょうか。
 
 おかげさまで岐阜戦のチケットも、SS席と、ほんのわずかにSDホーム指定席、VRホーム指定席を残すのみです。(ビジター席はございます)。「全ては勝ってから考えたいし、今は勝つことだけを考えている」選手たち。明日も思うようにいかない、じれる展開になるやも知れません。それでも最後の笛がなるまでは、懸命に闘う選手たちを後押ししてください。そして歓喜の時をともにスタジアムで迎えましょう!応援よろしくお願いします!

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