この男、要注意です
担当:河原 正明
ホジェル選手が来日間もない頃以来、久々のインタビューを受けました。初出場後は富山戦の決勝ゴールに、数々のアシストを決め続け、天皇杯神戸戦ではスタメン出場と調子も上向きの中での取材です。地域情報紙「朝日れすか」の記者さんも「本当に穏やかな性格なんですね」というほど、ファンの皆さんの前では常にフレンドリーに接している印象が強いと思います。普段は家族と過ごす時間が大事で、先日は東京ディズニーランドに家族でいった話など、プライベートを笑顔で話してくれました。
ですが、自分のプレースタイルについて訊ねられて「オレはソルジャーと言い聞かせている」とホジェル選手が口にした言葉と、一瞬見せたギラッとした視線がカミソリのような鋭さを見せました。刹那、これまで彼に感じなかった凄みを感じました。
「オレは常に全力で闘う。過去にレイソルに在籍した偉大な先人(ブラジル人選手)のように洗練された技術はないかも知れない。でも、魂込めてレイソルに恥じないプレーをすることを誓うよ」。
当然ここまで2ゴールという成績には満足するはずもなく「とにかく今は実績を上げたい。よく『天皇杯は負けて早く国に帰りたい』というブラジル人選手もいるというが、自分は違う。とにかくタイトルを獲りたい」と強い決意を熱く語ってくれました。チームメイトも「ホジェルは、実はアシスト王。あれだけの体でゴール前にいてくれれば、相手も引き付けられるので味方が点を取れる。チームも助かるし、体格はうらやましい(澤選手)」と認める存在です。
「ずっとこのクラブでプレーしたい。日本語も覚えたい!」さらなる上昇志向で残りのシーズンに挑むホジェル選手の次節の活躍に期待です。
午後は柏第四小学校で久々の「レイソルしま専科」を。5・6年生174名が参加しました。5限目には校庭でアカデミーコーチたちとボールを使った運動を。みなさんとても楽しそうで、校長先生が「いままでに体育の時間では聞いたことのない歓声が上がっていてすごく驚きました」と話すように、楽しい時間となりました。
6限目は体育館に戻りレイソル選手によるトークショーです。工藤選手は「僕が夢を叶えることができた理由」についての話を。2年前には、当時北京五輪帰りの李 忠成選手(現広島)に石川 直樹選手(現札幌)が訪問しました。工藤選手は「今は試合に出るという夢は叶えた。次はJ1で活躍して、予選を突破してロンドン五輪に行きたい」。
逆に小学生のみんなも夢を聞かれると、サッカー選手や野球選手、なかには芸人になりたいと言っていた子もいました。しかも、その子はみんなの前で持ちネタのギャグを披露!その度胸に「将来...あるかもしれない...!」と感想を漏らす工藤選手でした。
小学生VS工藤選手によるリフティング対決も!なかなか小学生の子もうまかったです。今回柏第四小学校の生徒の中から将来のレイソル選手が誕生する日も近いかもしれませんね??
お知らせです。天皇杯 4回戦 対ガンバ大阪戦の会場が万博競技場に決定しました。敵のホームスタジアムでの一戦になります。平日のナイターという条件ではありますが、ベスト8入り目指し戦うイレブンを後押しに、駆けつけていただける方はご予定下さい。
さて、チームは明日の午後に大分に向けて出発します。大分銀行ドームはあまり相性の良くないスタジアムですが、そんなジンクスも吹っ飛ばしての勝利を期待しましょう!では応援よろしくお願いいたします!