キャンプイン直前
本日の担当:横井孝佳
いよいよ鹿児島キャンプが近づいてきました。今日の18時には、キャンプの荷物を満載した4tトラックが鹿児島へ向けて出発。現場のスタッフ、宮本タクちゃんはじめエクイップメントやメディカルスタッフやコーチ陣は、額に汗しながら積み込んでいました。今頃レイソルトラックが、高速を西へ向かっているはずです。
ここでレイソル豆知識。今年はトラックで荷物を運びますが、昨年まではレイソルバスに積み込んでいました。キャンプ地で選手の移動などに活躍するレイソルバス、鹿児島まで出張するのですが(途中からフェリー)、選手は飛行機で向かいますからバスは空っぽ。そこで、荷物運搬に利用していたのです。
今年はなぜトラックを用いたのかと言えば、レイソルバスが新しくなり、3列シートになったから。以前のバスは、1列4席の座席を回転させることができ、窓を背にして並べることが可能でした。ちょうど電車のロングシートのように。そこで、真ん中に空いたスペースと座席の上に、荷物を満載したのです。
しかしバスへの積み込みはつらかった。一昨年は積み込みを手伝ったのですが、積み込み口まで高さがある上、座席が邪魔して荷物を運びにくく、おまけに荷積みスペースがスクエアではないので、ムダなく積み込むのは至難の業でした。無茶苦茶疲れた記憶があります。積み込みを手伝うスタッフにとっては、トラック輸送に変更されて幾分楽になったはずです。とはいえ、春季キャンプの荷物はクラブハウス丸ごと引っ越すほど大量。疲労度はそれほど変わらないかも。皆さん、ご苦労様でした。
閑話休題。選手たちもそれぞれの荷物をキャンプ地へ送るため、皆あわただしく準備に追われていました。選手にとって、一番かさばる荷物はスパイクやランニングシューズなどの靴類。一人にひとつ割り当てられた段ボール箱にそれらを詰め込み、衣類その他の私物はアンブロ製のバッグに。ロッカールームがすっかり片付きました。
選手たちは明日の、キャンプイン前最後の休日で身体を休め、29日月曜日の午前中にトレーニングを行って、クラブハウスを出発。都内で行われるスポンサーパーティに出席した後、都内のホテルに一泊して、30日の朝に鹿児島へ向かいます。
すっかりロッカールームが片付いた頃、カタールから帰国した菅沼選手と石川選手がクラブハウスに顔を出しました。少し日焼けしているように見えましたが、石川選手によると「普通に寒かったですよ。ジャージを羽織ってないと寒いくらい」らしいです。中東=砂漠で暑い、というのはステレオタイプな見方のようですね。
予選で敗退という結果から、二人とも不完全燃焼といった表情でしたが、悔しさはキャンプと、キャンプ中の練習試合にぶつけて、チーム内の競争に打ち勝つためのモチベーションにして欲しいところです。
タクも書いていましたが、今日は本当に多くの方が練習見学にお越しくださいました。石さんも、「こんなに多いのは初めてじゃな」と驚くほど。「イワオが『午後練習、休みにしてくださいよ』とか言っとったけど、もしそうしたらえらいことじゃったな。せんけどな」と笑う石さん。ありがとうございます、当日の練習中止は勘弁してください…。先日告知ミスをしたばかりなので…。
そしてこちらは、練習終了後に引き上げてきた佐藤由紀彦選手が「俺にも撮らせて」とカメラを手にして撮影した写真。モバイルからご覧の方、申し訳ございません。意図的に被写体を中心から外したセザンヌばりの構図…ではありませんね。「難しいね?」と嘆いておりました。
最後にお知らせを。2006年の激闘の記録を収めた「一心同体」DVDの予約受付は、31日までとなりました。じつは予約開始後2日足らずで2000枚に達してしまい、急きょ増産を決定。31日までにお申込みいただいた分に関しては、販売できることになりました。多数のお申込みありがとうございます。