2010年12月 5日

最後は笑って

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担当:河原 正明

 寒かった1月15日に始動した2010シーズンも柏レイソルトップチームも、昨日の最終戦を終え、今日で解散となりました。午前11時より解団式がスタジアムで行われました。
 冒頭、あいさつに立った小見強化部ダイレクターが「今年の1月に『みんなでいい仕事をして、笑って終われるシーズンにしよう』と話した通りになった。これも選手・スタッフみんなのおかげ」と話すように、シーズン当初に全員で自らに課した約束を果たすことができました。さらに今季限りでチームを離れるスタッフもあいさつを。古邊フィジコも「ここで5年間できて、自分も成長できたと思います。特に2007?2008シーズンは日本一走れるチームを作れたと思う」と振り返っていました。

 そして11時からは恒例のミニゲーム。選手組vsスタッフ組の対決、今年も実況してくれたのはご存知桐畑選手。「マイクないの?」いやいやもちろん用意していますよ!という訳で、今年はバックスタンドに詰め掛けたお客様にも楽しんでいただきました。

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 詳細は公式サイトのフォトギャラリーを見ていただくとして、今日はGK陣が大活躍。選手組のGKはなんとレアンドロ選手が、そしてスタッフ組はシジマールGKコーチ。そのシジマールは何本ものシュートをなんと素手で止めまくります。試合後にキリが「50歳過ぎて、若者のマジなシュートをビシビシ止めちゃうんだよ?どんだけ凄いんだか(笑)」ともうあきれるほど。「絶対マケナーイ!」はダテではなかったようです。
そして「兄やん」ことレアンドロ選手も負けじとセーブを見せ、試合は好勝負となりました。

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  一方、裁くのは北嶋選手。事前の「仕込み」も念入りに劇場を演出します。開始早々に出したカードはなんとレッド。井原コーチもこれには懸命の抗議をするも主審の笛は絶対。「2分間ファンサービスをしてきてください!」これにはスタンドのお客様も大うけ。促されて向かったバックスタンドも盛大に迎えます。
 
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  惜別の思いを胸に、最後までアニキらしいプレーでピッチを駆け抜けていたのは古邊コーチ。みんなが得点を取らせようとお膳立てして、ゲットゴール!走り出した古邊コーチも...仕込んでいました、フランサのユニフォーム(笑)。「キムちゃん、勝手に借りたでー」解団式後にクラブハウスでそっと着込んでくるあたり、さすが一発を狙う男。そしてもちろんシャツはお約束の「パンツにイン」。スタイルは不変です。
 試合は同点のままVゴール形式の延長に突入するも、最後は田中順也選手が豪快なボレー一蹴りで決着を。楽しい雰囲気の時間も終了となりました。

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 最後はキタジの掛け声でスタンドの皆さんと感謝の一本締め&記念撮影を。これで今季のスケジュールは終了となりました。本当にアッという間のシーズンでした。まだ明日もチームが動いているような気がしてしょうがないのですが。

 そんなオフモードには早いと思う中、早速チャレンジに旅立つ選手も。仙石選手が今夜
スペインに旅立ちます。練習生としてスペイン・リーガ1部のエルクレスC.Fの下部組織、エルクレスBに練習参加します。なお、移籍を前提としたトライアウトではなく、あくまでも国際経験を積むための武者修行の旅です。昨日の今季最終戦でJデビューを果たした仙石選手、「今後レイソルの中心選手としてピッチに立ちたい」と決意を語ったレン。昨日感じた何かを確かなものにする3週間となるように頑張って来てほしいものです。

 チームも明日から公式行事以外はオフ。広報日記も来年の始動日までお休みとなりますが、しばしのお別れとなりますが、お知らせすることがあれば不定期で更新します。皆様本当に一年間ご声援ありがとうございました。来シーズンも素敵な笑顔が集うスタジアムでお会いしましょう!

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