2011年2月 8日

グアムキャンプ8日目

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担当:河原 正明

朝から強烈な日差しが降り注ぐグラウンド、やや湿った空気が混じり合い身体にまとわりつくと、否が応でもグアムキャンプに来ていることを実感させられます。もっとも身体の奥底は、寒い日本からの急激な変化に拒否反応を示してもいるのですが。
 色が白い自分は「お前は新人選手かい?」とネルシーニョ監督もからかわれ、すっかりと出遅れた感がありますが、大重広報に代わり最終日までキャンプ中のチーム情報をお伝えします。
 
 久々の現場でしたが、やはりグアムは「地獄のグアム」でした。詳しくはフォトギャラリーを見ていただくとして、午前中のボールを使ったトレーニングは、まさに身体をいじめ抜いて鍛えるというもの。暖かい気候ということもあり、どの選手も動きは良いのですが、一方では疲労もピークです。それでも厳しいですが、長丁場のシーズンを戦い抜くにはここで自分を追い込まないといけないのです。
 
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 午後はゲーム形式のトレーニング。日立台でグアムキャンプ前に紅白戦を見てから約10日、今日はチーム全体の動きや新加入選手がどれくらいチームに融合しているかを見るのが楽しみでした。
 久々に見たチームから一番に感じたのは「大きな声が出ている」こと。大谷選手に菅野選手、パク選手に工藤選手、キタジもバラも、もちろん新加入の増嶋選手や中島選手も。ワグネル選手もチームメートの名前をほぼ覚えたようで、正確に名前を呼んでアピールします。いいプレーにも、惜しかったプレーにも双方から途切れることなく常に声が出続けていました。

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 2年目の茨田選手は「去年はめちゃ緊張していました。でも、今年はその面は問題ないので、良い感じでやれてます。肉体的にはハードですけど」と話す表情からは昨年一年積み上げた自信も見せてくれました。昨年のグアムキャンプでは終盤から主力組にあがり、開幕戦でポジションを奪いました。その昨年以上に今季は各ポジションでの争いが熾烈です。吉田強化部長も「いま調子が良い選手が多いしね。だから、相当厳しいよね」。昨年もこの時点のメンバーとちばぎんカップでは全然違うメンバーになっていました。
 新加入組も要所要所で魅せてくれました。増嶋選手は、守備はもちろんのこと、ふと気が抜けそうな場面で発する大声でのコーチングが印象に残ります。声質は違いますが、声をかけるタイミングだとかは、市船の先輩である中澤聡太選手(G大阪)を彷彿させます。
 明後日には今キャンプの集大成としてのガンバ大阪戦が控えています。どの選手がアピールできるのか。残り3日、全員でラストスパートです。

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