2011年6月14日

やることをやるだけ

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担当:河原 正明
 
 一昨日の日曜日ですが、選手12名とスクールコーチらとともに千葉県香取市に震災復興のサッカースクールにいって来ました。昨日のフォトギャラリーでもその模様をご紹介しましたが、幸いなことに前日までの雨が上がり180人近い子どもたちと触れ合ってきました。
もともとはレイソルサッカースクールの秋谷コーチが「募金よりもサッカーを通じて被災地の役に立ちたい」という強い思いで千葉県サッカー協会に打診したのがきっかけでした。一方の選手たちからも震災直後から「被災地に出向いての支援活動をできないでしょうか?」との相談も受けていました。先月中旬に香取市への派遣が決定してからは、チームがオフであればという条件で選手側とも調整を図っていました。そして6月になってチームスケジュールがオフと決まり、選手も急遽参加することになりました。

 迎えた12日は朝8時に2台の車に分乗してクラブハウスを出発。利根川沿いを東進、印西市?栄町?成田市を経由して一路香取へ。車が目的地に近づくにつれて車窓から見える風景に変化が出てきます。川沿いの家の多くに雨よけのブルーシートがかかり、走る道路もうねったり陥没した跡が。自然とハンドルを持つ手も緊張します。
無事目的地に着きましたが、周辺は震災から3ヶ月を過ぎた今でも家屋などの被害が目につく状態でした。それでも出迎えていただいた地元サッカー協会の皆さんや参加する子どもだちと保護者の皆さん方に「楽しみにしていました」と明るい顔で声をかけられるとホッとしました。
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(後ろに写る家の屋根にはブルーシートがかかったままです)

 スクールは大盛況、当日千葉県内で行われていた他の千葉県サッカー協会主催のスクールよりも参加希望人数が多かったそうです。保護者の方からは「まさかプロ選手と触れ合えるなんて思っていませんでした。どの選手たちも優しく接してくれて、子どもたちが楽しそうで本当にありがとうございました」御礼を言われてしまいましたが、感謝していたのは選手たちも同じです。
 北嶋選手は「こういう機会をいただいて感謝しています。東日本大震災では千葉県でも大きな被害を受けたことを知って、まずは柏と同じ千葉県内で何か支援行動ができることを考えていました。香取の子どもたちはみな元気で、僕たちがチカラをもらいました」とコメントを。そして「これで終わりではなく、今後も続けていきたい」とは大谷選手。チームはこれから連戦が続きますが、またチャンスがあれば活動をしていきたいと思います。関係者の皆さまには御礼申し上げます。


 さて、その活動にも参加していた栗澤・大谷両選手のインタビューが掲載された本日発売の週刊サッカーマガジン、レイソルサポーターの皆さんはもう読まれましたか?「別にこの対談が載るから大谷選手を横浜戦のMOMにしたわけではないのですよ」とは担当記者さん。中面で合計7ページに渡ってレイソルの記事が載っています。まだ入手できると思いますのでぜひお買い求めください。
今日はマガジンさんに許可をいただいたので特別に未公開写真を披露しますね!

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 なぜかカメラマンをイジるクリ。タニも思わずつられて笑っています。

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 キメ顔のツーショット。モバイルレイソルでもありえへん!な未公開写真を載せています。明日もこのコンビには要注目です!

 さて、明日はホームでの磐田戦です。リーグ戦では2年ぶりの対戦となります。前回日立台での試合でも得点を奪われた日本代表FW 前田選手は「要注意」とネルシーニョ監督。過去の対戦成績でも計4点を挙げています。一方のレイソルでは北嶋選手が計3点を挙げています。ちなみに現在両チームに所属している選手で、このカードで最もゴールを挙げているのは・・・菅沼実選手です。レイソル時代に5得点と「お得意さん」だったのですが、明日は敵として日立台に凱旋です。昨年は移籍後のナビスコカップ決勝戦でゴール、優勝に貢献するなど活躍していましたね。再会できるのか楽しみです。

 もちろんチームは「明日はホームゲーム。相手選手のことよりも目の前の1戦、連戦を勝ち切ることだけを考えている(大谷選手)」と油断はありません。千葉県民の日で学校がお休みの方もいらっしゃると思います。ナイトゲームですが、ぜひ日立台で選手を応援願います。

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