2011年6月15日

敗戦から

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担当:大重正人

ネルシーニョ監督の談話です。
「今日の結果は至ってシンプル、ジュビロを祝福したい。ジュビロは謙虚さに優り、守備もしっかりとこなして、カウンターをきっちりと決めた。我々が本来やるべきことをできなかった。守備を忘れていたようだ。相手と闘わなければいけないのにおろそかにしていた。今日の試合をシーズンの最後まで教訓としなければならない」。

土曜日のマリノス戦をもう一度見るような、でもレイソルと相手が正反対になった試合に陥ってしまいました。土曜日のレイソルはしっかりと守備のポジションをとって、1対1や球際で負けることなく、セカンドボールを拾い続け、最初のチャンスをものにしました。一時も集中力も落ちませんでした。今日はジュビロが、そのとおりのサッカーを続け、勝者にふさわしい戦いを見せました。

「1位という気の緩みが出たのだと思う」。0-3の状況下でも、決定的なシュートピンチを何度も防いだ菅野選手。ゴールを狙えるポジションではなくても、ゴールに匹敵するビッグプレーを続け、その高い集中力は最後まで変わりませんでした。もちろん反省の言葉が自然と続きます。ですが負けた時こそ菅野選手は結果を真摯に受け止めながら、でも弱い素振りを見せず、堂々とした姿勢を崩しません。1敗と深く受け止めることと、引きずることは違う。そういうことではないでしょうか。

勝ちは全員のおかげ、負けは全員の責任。大谷選手が前に話していました。これまでの勝利も、選手はもちろんレイソルに関わる全員の頑張りや思いが叶ったもの。負けに不思議の負けなし。チームの調子がいい時だからこそ、一人ひとりがこの結果の責任を考え、何かこの結果を招いた理由があるのではと省みること。私も家に帰って静かに考えたいと思います。

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でも次の試合は、もうすぐです。中2日で土曜日もアビスパ戦。「こういう試合にゴールできなかったのが本当に悔しいよ。ジュンヤやユウキが代わって、自分がピッチに残ったのに」。ユニフォームを引っ張られても味方を鼓舞して、ゴールを狙い続けた北嶋選手は「ベガルタに負けたあと、もう一度見つめ直して立て直せた。次こそ勝ちたい」。菅野選手や北嶋選手の言葉を信じ、私たちはそれを力いっぱいサポートしていきましょう。彼らもこの応援を力に変えて、応えてくれるはずです。今日も本当に応援ありがとうございました。次こそ勝利を分かち合いましょう。

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