2011年7月17日

折り返し

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担当:大重正人

前半で0-2。セレッソ戦と同じスコアで後半を迎えました。「でも今日は11人で45分間戦える」。後半から投入された茨田選手、そしてワグネル選手がボールを大切につないで、レイソルが劇的に主導権を奪い返しました。この時間帯、先に1点獲れれば!と祈りながらテキストを打ちこんでいると、酒井選手がニアヘ低いクロスを送り、オウンゴールで反撃を開始しました。

相手は戸惑っているように見えました。さらに酒井選手のクロスからレアンドロ選手のボレーシュートで同点に。さらに攻勢を強め、酒井選手がクロスを連発。そこで攻め立てるように澤選手、北嶋選手が惜しいシュート。しかし相手DFもこれ以上は許すまいという迫力の守備で応戦。そして終了間際、そこまで踏ん張っていたレイソルDFの足先をかすめるようにボールが通り過ぎ、PKの宣告が無情に響きました。

0-2からでも、焦って攻撃に偏ることなく、攻撃と守備のバランスを保ちながらも、相手を押し込んで、じわじわと追い詰める戦いができた。セレッソ戦と違い11人だったとはいえ、シュート0本の前半からここまで反撃できたことは、レイソルは「これまでより、強く成長している」と周りからも認めてもらえるかもしれません。

でも、だからこそ、反撃できたことで満足していたら、それ以上は少しも望めません。止められたはずのシュートを防げなかった、決められたはずのシュートを決められなかった。「ミス」を一つでも少なくできれば、今日は間違いなく勝てた試合だった。引き分けでもなく勝てた試合だった。選手たちが一番強くそれを感じているはずです。こういう試合で勝ち切れなければ上位には食い込めないし、勝ち切れればそれこそ優勝を争う位置にまでいけるでしょう。「これをプラスにしていかないといけない」。菅野選手の言葉のように、レイソルがさらに上を狙えるチームに成長していくために、今日の試合で得た自信も失敗もすべて糧にして。胸を張って来週の鹿島戦に向かっていきましょう。

今日を終えて、11勝1分5敗、勝ち点34です。シーズン半分の17試合を終了。この折り返しから、本当の闘いのスタートです。今日もこれからも、ずっと変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします。

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