若者
担当:大重正人
今日も蒸し暑い一日でした。夕方からのトレーニングには、夏休み中ということもあって、多くのサポーター皆様が練習見学にお越しくださいました。室内トレがみっちり行われたこともあり、暑い中外に出てくるまでかなりお待たせすることになってしまい申し訳ありませんでした。
それでも遠くからシジマールコーチの大きな声は聞こえていたと思います。GK陣のトレーニングも週初めが一番キツイメニュー。桐畑選手、稲田選手、U-18中村選手がダッシュを繰り返しながらのセービング練習で身体をいじめ抜きます。そんなキリがマリノス戦を振り返りました。「ワタルが足つって、ナカジさんがスタンバイしてるとき、みんなボールを外に出せって言ってたのがすぐにわからなくて。もちろん集中してないわけじゃないんですけど。やっぱり試合に出ることでわかることもあります。もっと周りが見られるようにならないと」。選手とサポーターが作り出す一種異様なまでの雰囲気の中、普段の練習や紅白戦とはまったく違う状況を体感して、またひとつ大きな経験を得たはずです。
そして週末のジュビロ戦。「10番の山田くんはドリブルもパスもシュートもうまい。ホント『10番』って感じですよね。それからミノルくんもこの前途中から出てたし、シュートはパンチがあるから気をつけないと」。さる6月のホームゲーム。試合前、事務所で私が電話をしていたら大きな声が響いて「声が聞こえないよ、誰だよ!」と思って振り返ったら、キリが連れ立った菅沼選手があいさつしてました(笑)。試合に出たいと懸命に努力を重ねてきたユースの先輩後輩、仲良しの2人。ピッチで対戦することになれば、レイソルサポーターにとってはこれほど胸躍ることはないでしょう。日曜日、どんな試合が待っているでしょうか!
そして、、、昨日加入発表したクォン ハンジン選手が、正式加入後はじめてのトレーニングに臨みました。移籍の手続きで一時帰国から今日再来日し、午後からの練習に。厳しいスケジュールにもかかわらず、疲れも見せずフィジカルの走り込み。2人1組のペアには、もちろんパクヒョンが。「柏に来て一番良かったのが、パク先輩、そしてアン先輩が自分のわかる言葉で自分に気を遣ってくれること。その気持ちがとてもありがたいですし、チームにスムースに入ることができました」
さらに移籍の経緯などを。「Jリーグのスタイル、サッカーが自分に合っていると思ったので日本に来ることを決断しました。日本の街の雰囲気もいいし、レイソルのトレーニングの雰囲気もすごくよく感じます。それが今のリーグ戦の結果に表れていると思います。そういうチームに気持ち良く合流させてもらえて嬉しいです。
レイソルの試合は2試合見ました。まず感じたのがサポーター皆さんの熱烈な応援が、すごく印象的で、選手たちの活力になっています。早くその中に入りたいし、もちろん試合に出たいです。レイソルにとって不可欠な選手になることが目標です!」
大学では「スポーツ指導」を専攻していて、これからも勉強を続けて卒業をめざすそうです。今日は多くのサポーターにサインを求められ、笑顔をまじえてコミュニケーション。「ニホンゴ? ベンキョー、キョーカラスタートデス!ガンバリマス!!」もう十分、しゃべれてます、本当に感激しました!!すごく人当たりがよく、心優しい青年です。クォン ハンジン選手への応援もどうぞよろしくお願いいたします!