貫徹
担当:河原 正明
残念でした。本日行われました第91回天皇杯全国サッカー大会 1回戦、千葉県代表の柏レイソルU18は栃木県代表の栃木ウーヴァ相手に0?1と惜敗、2回戦へと駒を勧めることはできませんでした。TV中継はありませでしたが、レイくんもtwitterで速報を頑張ってくれたので、ほぼリアイルタイムで試合の動向をチェックされていた方も多かった思います。
会場の栃木市陸上競技場は雨混じりで強風、さらには芝の状態もパスサッカーを得意とするチームにはやや厳しいコンディションでした。寄せのスピードや間合い、さすがに相手は大人のチーム。高校生世代なら見逃してくれるであろう、わずかなスキをつかれての失点でした。
下平U18監督のコメントです。「非常に残念の一言に尽きます。JFLチーム相手に自分たちのポゼッションサッカーが通用したことは自信にはなるが、それだけでは勝てない。ノーゴールに終わってしまった。(ピッチコンデションに合せて)ロングボールを多用して戦っても力ずくでは勝てない。選手たちには『お前たちなら出来る』と、いつも通りのサッカーで戦うことを伝え、実際にピッチ上でやってくれた。」と内容では負けていなかったと悲観することはありませんでした。
多くのレイソルサポーターが夢見た兄弟対決はお預けになりました。それでも「(出場決定してから)今日までの1週間の練習が、今までで一番集中して、内容も濃いトレーニングができた。なぜならトップチームと対戦できるというモチベーションが高かったから。相手が大きいほど燃える。ただ、結果としてトップと対戦できず残念です」。レイソルU18は最初から最後まで自分たちのサッカーを貫き通しました。
キャプテンマークを巻いたU17日本代表でもある秋野央樹選手も「相手のブロックを最後まで崩せなかった。もっと練習しないといけない。トップチームと対戦したい気持ちを強くもっていて、この1週間はみんなも声も良く出ていたし、集中した練習ができた。これで終わりでなく、これを続けていくことが大事。(秋には)Jユースカップもあるので、それに向けてみんなで頑張っていきたい」と前を向いてのコメントを残してくれました。
明日はすぐにプリンスリーグの試合が控えています。この経験を生かすのは自分たち自身です。胸を張って柏に帰ってきて、次の戦いにまた挑みましょう!
また、栃木まで応援に行かれましたサポーターの皆様にも御礼申し上げます。
一方、柏レイソルU12はマリノスタウンで開催の「ダノン・メーションズカップin JAPAN」に出場。3試合の結果は1・2戦目は0?0のドロー、3戦目は6?0、7?0で勝利し、明日の決勝トーナメント進出を果たしました。
トップチームは2部練習を。ネルシーニョ監督は「どのチームもこの中断期間で、フィジカル・技術・戦術面で整えてくるはず」話すようにレイソルもこの中断期間を利用してもう一度コンディションを整え、上向きにすべく、午前中はしっかりとフィジカル系のトレーニングを行いました。一昨日の6,000m走に続き、今日も3,000m走。300m×10本ですが、3本目を走り終えるころには全身汗だくです。また「なぜか走り出すと日が出てくる(苦笑)」と大谷選手が嘆くほど気温も上昇していました。練習後「あーーー!しまった!!」あまりの疲れ具合に中島選手は体に計測装置を付けたままクラブハウスに戻ってしまいましたが(笑)。
午後も時折南国のスコールを思わす強烈な雨と風が吹く中トレーニングをみっちり行いました。明日はトップチームはお休みとなります。一日英気を養って、月曜日から名古屋戦に向けての準備です。なお、月曜日の練習は施設休館日のためご見学できません。予めご了承ください。