2011年11月10日

「助っ人」

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担当:河原 正明

 現在、Jリーグでは数多くのブラジル人選手がプレーをしています。今日も「カレッカやエジウソンがいたクラブですね」と海外メディアの方から質問がありましたが、レイソルもブラジル人とは非常に縁が深いクラブの一つだと思います。
 今年、チームに新たに合流したブラジル人は2名。ジョルジ ワグネル選手とピメンテウ フィジコです。なかでもジョルジ ワグネル選手の終盤に来ての活躍は目ざましいものがあります。本日、Jリーグ公式サイト「J'sGOAL」のファンの皆さんの投票による" 10月の月間MIP"  に選出されました。そのことを本人に話すと「アリガトウ!トロフィーが楽しみだよ」と嬉しそうな笑顔を見せてくれました。実は秋口になってからの活躍には予感めいたものがありました。9月のある日、「10月と11月になると気温はどうなる?」とジョルジ。「10月の昼は20度超えるけど、11月は昼が暖かくても20度を切るよ」「そうか・・・涼しくなるんだな」。
 実際に涼しくなった10月は山形戦の決勝PKに、広島戦での3ゴールに絡む大活躍に、先週日立台で見せた「右足」のパスに「ヘディングシュート」は皆さんの記憶にも新しいところでしょう。そして大活躍とともに注目度も急上昇中、取材の依頼も急増しています。

 今日も日刊スポーツさんの号外『柏レイソル特集号』紙のインタビューを受けたジョルジ。取材をされた記者さんの共通の感想は「すごく紳士的で丁寧な応対」というもの。一つの質問に対して、意図を理解して2にも3にも大きくなって答えが返ってくるので、記者さんとしてはありがたいのだと思います。
 
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 またファン・サポーターへの感謝を絶やさないジョルジ。今日もメッセージをスケッチブックに手書きをするという依頼に、一度書き終わった後『もう1枚紙を使いたい、大きい字で清書する』と言って、丁寧に書き直していました。「下書きをするなんて、なんて几帳面なんだ!」と取材スタッフ一同驚きましたが、心を込めて書き直す姿に彼の真心が垣間見えたエピソードでした。

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 ピッチでの撮影もわざわざスパイクに履き替え、カメラマンさんの度々の要望にも笑顔ですべて応えていました。カメラマンさんが木村通訳と旧知の仲だったということもあり、コミュニケーションもスムーズ。最後にはジョルジ本人も気に入る写真が撮れ、ブラジルの自宅にも飾りたい!というほど納得の一枚になりました。

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 「サンパウロの7番」「フェイラ・デ・サンターナのベッカム」・・・ブラジルでの異名がいくつも一緒について日本に来ましたが、レイソルサポーターの皆さんはいまどのように彼を称するのでしょうか?私はシンプルですが真の「助っ人」だと思います。チームだけでなく我々広報も本当に助けられます。私の拙い英語でのコミュニケーションも嫌な顔一つせずにしてくれます。もちろんプレーは皆さんご承知の通り。黄金の左足から放たれた開幕戦の鮮やかなフリーキックに、アウェイ新潟戦のアクロバティックなシュート。レアンドロとジョルジの中盤に煮え湯を飲まされたチームは今季いくつあったことでしょうか。残り3試合もジョルジの左足から目が離せません。
 今年、監督やコーチングスタッフをはじめとする「真のプロフェッショナル」と仕事ができるのもあと一ヶ月弱。もちろん天皇杯もありますが、この時間を大切にしてサポーターの皆さんと共有できれば思います。