2012年4月12日

大人への階段

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担当:河原 正明

 春休みも終わり、ギャラリーも少し減って少々寂しかった日立台ですが、昨日までU23代表合宿に参加していた酒井・茨田選手らがチームに戻ってきてまたにぎやかになりました。満開の桜をバックにランニングする選手たちの表情も、陽射し同様に明るいものでした。トップチームは土曜日の仙台戦に向けて非公開で練習を行いました。

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 残念ながら練習の模様はお伝えできませんが、多くのメディアの方やファン・サポーターの方から「今日は練習見学できますか?」と問い合わせがあったのはこの選手の誕生日だからでしょう。

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 酒井宏樹選手、22歳の誕生日です。12歳からレイソルでプレーする酒井選手にとってはレイソルで10回目の、そして早いものでプロ選手として4回目となります。恒例の昼食時にピアノで用意されたバースデーケーキには、今やすっかり酒井の愛称となった「やってやれ!」とメッセージに書かれていました。
 そのケーキを一番最初に持って行った先はネルシーニョ監督。さすがサカイ、処世術を判っています(笑)。その次にやって来たのは北嶋選手。「さっき(練習後に居残りで)グラウンドを走ったんだ。サカイのために食べてあげるよ!」と面白理屈で手を出すキタジ。さらには「お前、俺といくつ違うんだっけ?12歳か!?」と干支が同じなのも重々わかっていてあえての問いかけに本人も苦笑い。

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 2種登録で「セミプロ生活」をスタートさせた高校3年生の当時は、どことなく幼かった面影も、5年も経つと精悍な顔つきに。「もうプロ4年目ですから『若手』のカテゴリーを卒業しないといけないですね。プレーでも若いから、ではすまない。自分自身で言い訳をしないようにしっかりとプレーをしたい。そしてこれからもチームメイトや監督、コーチ、さらには多くのスタッフやファン・サポーターに支えてもらうことになります。が、その負担を減らせるように、責任あるプレーをしたいです」。」とコメントも年々しっかりとしたものに。その成長曲線はここに来て急激に上昇しています。広報担当としてずっとそばで見ていても本当に逞しくなったとの思いがますます強くなります。もちろん酒井選手だけでなく、先日の札幌戦での工藤選手やそして他クラブにいる同期、先日J初ゴールを挙げた仙石選手(岡山)のヒーローインタビューを観た際にも同じような思いを抱きました。ますますプロ選手として切磋琢磨して欲しいと願うばかりです。なお、明日の練習終了後にはファンサービスも通常通り行う予定です。ぜひお祝いの言葉をおかけください。

 さて、土曜日の仙台戦のチケットは一部席種では残数が非常に少なくなってきています。またビジターサポーターはACL広州戦と同じく多くのサポーターが来場することが予想されます。ホームスタジアムで首位・仙台を討つには多くのサポーターの皆さんの後押しが必要です。ぜひ、スタジアムで熱いサポートをお願いいたします!