勝ち点6差を追って
担当:大重正人
いよいよ仙台戦前日となりました。恒例のフットバレーでの調整でしたが、そこから外れて黙々とシュートを続ける2人がいました。
レアンドロ&ジョルジです。レイソルが他チームに対して、最もアドバンテージを持っているのがプレイスキッカーと言っても、異論はないでしょう。今季は直接FKこそないものの、レアンドロは5回、ジョルジも1回、そのセットプレーからゴールを生みだしています。そんな2人が、試合への予行演習を黙々と繰り返す様子に、この序盤戦最大の難所へ向けてその意気込みの強さが伝わってくるようです。
その相手は、もちろんGK菅野選手。3人とも昨年のJリーグ優秀選手です。鋭いシュート、鋭い反応で、互いが高いレベルで凌ぎ合う。これ以上ないトレーニング相手がいるのですから、本当にすばらしいこと。明日は、現在首位ベガルタを迎え撃ちます。
ネルシーニョ監督は「今週は首位のチームと戦うことを意識してトレーニングしてきた。我々にとっての重要なポイントは、勝ち点6差を縮めるために大事な試合だということ」と当然重要な位置づけに置いています。「ウチもベガルタも、去年から同じ監督やスタッフで、継続して今季スタートした。クオリティを発揮できるベースを築いているという点では似通ったチーム。チームはオーソライズ(組織化)されて、統率がとれた同士の戦い。スペースを作れない時間帯にいかに我慢できるか、そして少ないチャンスをどちらが活かすか。決定力の高い方が勝負に勝つだろう」。
J'sGOALの鈴木潤さんによるプレビュー。「堅いチームから強いチームに」。まさに首位ベガルタを評するにぴったりの言葉です。去年の4試合、いずれの試合も常に90分間、気を抜けない試合展開が続きました。だからこそ、レアンドロ&ジョルジのキックや、スゲのセーブといった、得点や勝敗に直結するプレーに期待が高まります。
満開のサクラの花びらが、はらはらと舞い落ちる、本当に美しい光景でした。しかし明日は、一転して冬へ逆戻り。あいにくの雨、そして気温も10度を下回る気候となりそうです。しかし、ビジター席は完売、ベガルタゴールドにスタジアムの左端は埋め尽くされます。だからこそ、レイソルサポーター皆さんにも相手を覆いつくすような聖地日立台を築くべく、ご参戦ご協力をどうぞよろしくお願いいたします!スタジアムでは「20周年記念ロゴ入りマフラータオル」も新発売されます。キタジのようにタオルを掲げ、レイソルイレブンとともに戦ってください。