2012年5月 8日

立ち向かう

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担当:河原 正明

 ゴールデンウィークも終わり、まちにも日常が戻ってきました。日立台もGW期間中の3連戦を終えて昨日はオフ。休み明けの今日からは通常運転です。
チームは先日の広島戦に敗戦の結果、暫定15位と開幕前には誰もが思ってもみなかった順位に低迷しています。多くのファン・サポーターの方が「チームに元気がないのでは」とご心配いただき、今日も練習には多くの方にお越しいただきました。
 チームは午前・午後の2部練習を行いました。午前練習前には監督によるミーティングも行われました。練習中の選手たちからはピリピリした空気というよりも、ピリッと引き締まったポジティブな姿勢で取り組んでいる様子が伺えました。

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 午後の練習後、今日26歳の誕生日を迎えた藤田選手を記者さんたちが囲みます。まずは
「毎日の練習に今までと変わらず向上心を持って取り組むだけです」と抱負コメントを。そして話題は今のチーム状況をどうやって上向きにするかという話題へ。昨季J2・横浜FCでも苦しい時期を経験した藤田選手。「苦しいところから逃げ出す選手がいるとうまくいかない。こういう時にこそ本当のチーム力が問われる。でも今日の練習は一人一人がしっかりと取り組んでいるのがわかる練習だった」学生時代もキャプテンを務めた経験もあるだけにチーム全体を見渡す視点で話してくれました。

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 そして取材終盤にスッと開いたクラブハウスのドア。「さとられるなよ!」と目配せをしてくる選手。了解、とばかりに藤田選手の目を見ながら取材を続けていると・・・「ハッピーバースデー、マサト?!」と盟友・林選手らが歌いながら登場。昼食で行わなかったお祝いをおこないました。これに全く気付いていなかった藤田選手はおどろきながらも嬉しそうにロウソクの火を吹き消していました。

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 再び取材に戻った藤田選手、「もう今何を話していたか忘れたヨ!」と苦笑い。でもちょっと明るいムードになったことで良しとしましょう。

 現実に立ち向かう、これは時に苦痛を伴うことがあります。チームも次節からアウェイでの3連戦となります。毎試合多くのサポーターの方に応援していただいていたアドバンテージが無い試合が続きます。が、これも開幕前からわかっていたことです。相手は川崎、全北、C大阪といずれも攻撃力に定評のあるチームばかり。昨季のJでの対戦では多くの得点が生まれたカードです。お互いにスタイルも変化していますが、まずは「点を奪って失点しなければ勝てる」ことには変わりありません。次の試合まで残り5日で、自分たちの最善を尽くして勝利を求める。まさにvitoriaをもう一度自分たちの手に取り返すことに集中していきます。