2012年6月 7日

菅野孝憲

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担当:大重正人

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ここ数日、朝から子供達の快活な声に元気をもらっています。今日の午前は高田小学校の児童さんたちが、日立台グラウンドを見学に来てくれました。スタジアムの芝の気持ちよさにダイコーフンのようすで、男の子も女の子からも元気な歓声が起こります。写真にはでんぐりがえりする男の子も映っていますね笑

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そんな歓声が、ちょうど練習場に向かう選手たちにも届いたようで、水野選手や井原コーチが「どうしたの?どうしたの?」という感じで思わずひきつけられていました。水野選手は先日も小学生たちを前に、ボールを高く蹴り上げるパフォーマンスを披露。サービス精神満点、さすがパパのコウキに大きな歓声が上がっていました。

おとといの日記で告知しました、本日「NUMBER」が発売に。レイソルサポーターのみなさんなら、もうすでに菅野選手ノンフィクションは読まれていますよね!? その扉写真、ちょっとした異変にお気づきでしょうか。

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カメラマンさんの計らいもあって少し陰影がついていますが、菅野選手の左目、実は青くうっ血して、腫れています。瞼には赤いキズも。撮影した4月24日の3日前。ヴィッセル戦でのピンチで果敢に競り合ったときに顔面を強打したものです。ユニフォームを着て、セットを組んでの撮影。せっかくの機会なのに、、、と私は残念に思いながら「ちょっと角度変えてみる?」と声をかけたところ、「いや、このままで大丈夫です」とキッパリ。

菅野選手は、GKとして必要なものは?という質問に、いろんな大事な要素のひとつとして「勇気」を挙げることがあります。モバイルレイソルのon the wayの取材の時、ボールが怖くないのか?という質問に「ボールが当たっても、死ぬことはまずないですから」と言い放った言葉は本当に衝撃的でした。だからこそ、敵の突進に対して、ただボールだけを奪いに、あそこまで飛びこめる。この傷は、まさに「菅野孝憲」を表したものです。言葉と写真。彼が全身で自分を表現したノンフィクション、ぜひご一読下さい!

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