2012年6月20日

柏発ロンドン経由ドイツ行きへ

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担当:河原 正明

 今日の午後、酒井宏樹選手のドイツ・ブンデスリーガ(1部)所属のハノーバー96への移籍会見を行いました。スタジアムの記者会見場には多くの取材陣が来場、テレビカメラもご覧の通り。改めて酒井選手への注目度の高さがうかがわれました。登場した酒井選手も若干緊張の面持ちでした。

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 「移籍を快く許可をして話を進めてくれたチーム、監督、代理人、相談に乗ってくれた選手、そういう人たちのおかげでこの移籍が成立したと思っているので感謝しています。これから自分ができることは新しいチームで活躍して、レイソルから旅立っていった選手として活躍することが恩返しだと思っているので、より一層活躍して良い選手になっていきたい」と感謝の気持ちが、いかにも酒井選手らしい第一声でした。
 同席した小見ダイレクターからも「世界の目に止まってオファーが来たことを喜ばないといけないと思っています。きちんとした移籍金で、きちんとした移籍ができるという意味では、うちに12歳からいた酒井にとっても、レイソルにとっても非常に意義のあることだと思っています」とあったように、紛れもなくレイソルで育って、トップチームでプレーして昨年はJ1で優勝し、FCWCに出場。またロンドン五輪日本代表としても活躍し、さらにオファー後には日本代表まで一気に上り詰めていきました。

 そんな誰もが夢見る「サクセスストーリー」を地でいく酒井選手ですが「ハノーバーで実際にプレーをしてみないと練習も、チームメイトとのプレーもわからないので、今は自分がどれくらいできるかは答えられない」と慎重な一面も。しかし一方では、「ビッグクラブと対戦したいですね。その場にいることを想像するだけで楽しい。ロッベンやリベリ(ともにバイエルン・ミュンヘン)といったアタッカーに対し、自分がどれだけできるか挑戦したい。まずは抜かれて、それから対応していきたいです(笑)」との答えに取材陣がどっと沸く場面も。

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 取材の最後には「本当に柏出身なので、ゆくゆくは帰ってきたいというか、拾っていただきたいと思います(笑)」と柏愛をアピール、約20分の会見でしたが、しっかりと自分の思いを語ってくれました。
今夜のスポーツニュースや週末のサッカー番組でも会見の模様がオンエアされる予定ですのでお見逃し無く!


 さて、トップチームは次節・鹿島戦にむけてのトレーニングを行いました。今日から夏場は基本的に午後からの練習となります。台風一過、暑さの戻ったピッチで選手たちが汗を流していました。一部トレーニングにはレイソルU18からも3選手が参加。見守る下平U18監督も「大丈夫かな?」と心配そう。しかし、トップチームの中でも動じずに堂々とプレー、得点を奪うなどアピールが出来た選手もいました。
 酒井選手もこうした環境でプレーして道を拓いて行きました。それを間近で見て感じられることは後輩たちにも大きな励みになるはずです。日立台でプロとしてその背中を見せられる時間も残りわずかですが、しっかりと後輩たちにプレーと生き様を見せ付けて欲しいものです。

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