2012年7月23日

フェスタ

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担当:河原 正明

 先週の金曜日、土曜日とカシマスタジアムで行われたJリーグスペシャルマッチにトップチームからネルシーニョ監督、井原ヘッドコーチ以下スタッフと選手4名が参加しました。われわれはJリーグ選抜チームでしたが、井原ヘッドコーチ以外にもシジマールGKコーチにピメンテウコーチ、さらには布部コーチにもちろん公文・木村通訳やトレーナー陣、さらには木村エキップに宮本主務まで含めた「オールレイソル」で臨んだのでした。

 前日、チームでの午前練習を終えて陸路鹿島へ。ホテル到着後、打ち合わせもそこそこにすぐに着替えて全選手の紹介。そして公開練習のためスタジアムに向かいました。そして監督記者会見に募金活動、その後60分間の練習を終えて、取材対応。さらにホテルに戻って夕食後に写真撮影やメッセージVTR収録とかなり慌しい時間が押し寄せてきました。
 ちなみにこの試合の登録選手はFCWCよりも多い25人。さすがにこれだけの選手を広報1人では対応も難しいので(汗)、今回はアルビレックス新潟の青木広報とペアを組んで2日間でした(多謝)。
 そして試合当日。15時に会場入りして、打ち合わせ、確認と作業が済んだところであっという間に練習時間。そしてキックオフ17分前にはロッカーアウトといつもよりタイトなスケジュールで進行していきました。
 中継をご覧になられた方はお気づきでしょうが試合中「副音声」で選手がゲスト登場していました。我々は試合中に局からリクエストがあった選手を呼びに行って出演させて、戻して、また呼んで。そんなこんなでいつにもまして緊張感も高く、試合もあまり観られずに、あっと言う間の90分間でした。


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 試合については皆さんよくご存知だと思いますので割愛しますが、J選抜を率いたネルシーニョ監督も「今日はフェスタ。Jリーグ、日本の歴史に残るゲームに参加できて心から嬉しく思います」とコメントを残していました。
 試合後には、選手たちも笑顔で試合の成功を喜んでいました。菅野孝憲選手はやはりデルピエロ選手にゴールを決められた場面を聞かれていましたが「でもあれでゲームが動いたからいいでしょう(笑)。もちろんリーグ戦では決められないようにしますよ!」と振り返っていました。しかし一方では「震災復興に向けて、お互いのチームの選手たちが勇気を与え合うことができたと思う」と述べ、この試合の目的について想いを馳せていたのが印象的でした。
 また、キックオフ前にはチームを代表して「復興支援宣言文」を佐藤選手(広島)が読み上げました。私は「僕たち選手は多くのファン・サポーターの声援を受けてプレーしていますが、復興を果たすその日まで、僕たちは被災地の皆さんのサポーターです」という一文にグッときました。復興を果たすその日まで。道のりはるかなれど改めて胸に刻みたいと思います。
 ちなみにJ選抜のキャプテンは遠藤選手(G大阪)だったのですが、この時にさらりと佐藤選手の腕にキャプテンマークを巻く心配りがなんとも心憎いばかりでした。こういう個々の思いやりがある限り、間違いなく日本のサッカー界は被災地の皆さんの力となることでしょう。

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 チームレイソルとしても、短い時間でしたが他チームの中心選手たちと過ごすことができて貴重な経験かつ改めて勉強になりました。その他の写真は後日「フォトギャラリー」で公開しますのでお楽しみに!

 さて、本日、Jリーグより未定となっていました後半戦残り10節(25節?34節)の試合時間と会場が発表になりました。レイソルのホーム最終戦は昨年同様33節になります。なお、詳しくはこちらのページ/game/results/index.php をご確認ください。