日立台ダービー
担当:大重正人
柏レイソルにかかわる人たちにとって、これ以上ない幸せに満ちた、歴史的な一日が迫っています。9月8日、天皇杯2回戦。柏レイソルトップチームと、柏レイソルU-18チームによる兄弟対決「日立台ダービー」です。この一戦が決まった9月1日以降、広報にもいろいろなお問合せをいただいて、今日はテレビクルーによる取材が2件ありました。BSのJスポーツ「Foot!」と、スカパーの「マッチデーJリーグ」です。
夕方前から強烈な雨に見舞われて、トップチームの練習内容が変更になるなか、U-18チームは雨が少しおさまった16時30分から無事にスタート。2つのクルーは、トレーニングの模様を撮影、また下平監督やU-18選手インタビュー。Jスポーツさんは、練習前に大谷、工藤、茨田とU-18出身の3選手にもご取材いただきました。取材を受けたそれぞれが、この大舞台に向け、思い思いのコメントを残してくれました。
大谷選手
「ユースは、去年はあと一つのところまで来ていたから、上がってくると思っていたので大きな驚きはなかったです」
工藤選手
「トップチームとして絶対に勝たなければいけない試合」
茨田選手
「自分たちは天皇杯で早くに負けてしまった。ヤマナカとも言っていたんですが、ユースとしてトップチームと戦えることを羨ましく思います」
U-18下平監督
「自分たちのサッカーはボールを持っているだけで、勝つサッカーじゃないなんて批判もされた。ようやく優勝して結果を出して、今週は自分たちがやってきたことをお披露目する場。自分たちのやり方を貫きたい」
U-18秋野選手
「今日代表から帰ってきて、今週初の練習でしたが、みんなピリピリしていて、いい雰囲気だった」
U-18中川選手
「尊敬するレアンドロ選手や大谷選手と目の前で戦えることがとても楽しみです」
特にU-18の選手は勇ましいユニフォームから、制服に着替えるとごく普通の高校生。秋野選手は「試合当日は学校が文化祭なんで、友達が来られないんです。でも学校休もうかなって言ってくれる人もいて、本当に注目されているんだなと感じました」。インタビューの前には食事をとりながら日本代表戦を観戦。「酒井くんのクロス惜しかったです!」。本当に初々しいコメントですが、チームの主将として、トップの先輩3選手からも相手のキーマンとして名前が挙がる大きな存在。そして中川選手、小林選手と組むセントラルMFトリオは「日本一の中盤だと思っています」と胸を張ります。そして2人は口をそろえ「僕ら一人ではなく、二人三人と連動した組織で戦いたい」。柏レイソルアカデミーのイズムが深く浸透していることを教えてくれました。
「マッチデーJリーグ」の放送予定は14日か15日。「Foot!」は10分近いVTRになるそうで、19日が初回放送の予定です。明日発売のエルゴラッソでもカラーで大きく取り上げられているようです。本番の試合はもちろん、周辺報道もたいへん盛り上がっています。しかしチケットはまだまだ残席がありますよ。世紀のドリームマッチを、どうぞお見逃しなく。