2012年9月 6日

白熱の90/180

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担当:河原 正明

 今日のナビスコカップ準決勝第1戦 鹿島戦、結果は2-3で先勝を許してしまいました。試合は両チーム合計で5得点が生まれましたが、得点もさることながら互いに勝ちを譲りまいと、選手たちが局面局面で激しくぶつかり合う、手に汗握る90分間でした。

 立ち上がり7分、DFがクリアしたボールを奪われつながれた相手のファーストシュートがゴールとなる幕開け。「取られてはいけない形(ネルシーニョ監督)」で先制を許し、残り83分間は常に相手を追う「つらい展開(監督)」となってしまいました。
 「相手にスペースを与えすぎた(監督)」とその後すぐにシステム変更し、状況を改善すると35分に同点ゴールが決まります。ワグネル選手が渡部選手とのコンビで相手DFの裏のスペースに飛び出すと「あの形を狙っていた」という絶妙なクロス。これを右から走りこんだ茨田選手が合わせたキレイなゴールでした。
 しかしなんと、直後の36分にすぐさま2点目を奪われてしまいます。反撃の出鼻をくじかれます。前半12本のシュートを浴びるも何とか2失点でしのぎます。

 ハーフタイム、「タイトルがかかった試合だぞ!」と監督からの激が飛び、ネット選手と橋本選手を投入し再び反撃に出ます。するとこれが功を奏し、ネット選手から工藤選手、さらには橋本選手のドリブルでのカットインから逆サイド那須選手に渡りクロスを上げるとネット選手がシュートと一気に攻勢を強めます。
そして62分、右サイドに飛び出したレアンドロ選手にパスが渡ると、センターのネット選手にパス、クサビとなったネット選手からレアンドロ選手が再びパスを受けるシュート!キレイに同点ゴールが決まり、駆けつけたサポーターともども喜びを爆発させます!
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 だが今日はこれでは終わらない雰囲気がピッチ上に充満していました。次の1点を狙い両チーム攻防は激しさを増し、さらなるエキサイトを生み出します。試合はあっけない、しかし見事なシュートで決しました。打った瞬間は外れる!と思った軌道からググッと落ちた大迫選手の一撃には「パンチの効いたシュートだった」と試合後にネルシーニョ監督も脱帽していました。

 この大会はカップ戦、リーグ戦とは違ってホームでもう1戦戦います。負けという結果でしたたが2つのアウェイゴールを奪えたことは「ポジティブな要素(監督)」です。これで公式戦3連敗となりましたが、「3連敗は受け止めないといけない。しかし、1ヶ月開くのでマイナスに考えすぎずに、次の90分で勝てば良いとプラスに考えたい(近藤選手)」「アドバンテージを生かして勝ち上がる(ネット選手)」とこの敗戦を生かして10月の再戦に挑みます。
 そしてすぐに中2日で土曜日に試合が行われます。天皇杯2回戦、対柏レイソルU18戦sです。兄弟対決に目が注がれますが「1発勝負だから、勝たないと話にならない。相手はどこでも勝って勝ち癖を取り戻すだけ(ワグネル選手)」と真剣そのものですいずれにしてもしびれるような試合になることは間違いありません。チケットは発売中です。ぜひスタジアムにお越しください。
 今日もアウェイ・カシマスタジアムで、そしてTVの前でご声援いただきましてありがとうございました。土曜日にスタジアムでお待ちしております!

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