皆の責任
担当:大重正人
今日で9月は終わり。厳しい2012年の夏となりました。国立競技場のラスト。ポポ選手、栗澤選手、稲田選手。3人の間から飛び出したボールが宙を飛んでいく時間、スローモーションのようでした。「外れてくれ!」という願いは、栗澤選手が大の字になっている姿を見て、叶わなかったことを思い知らされました。
あれから24時間も経っていない日曜日の朝。眠れなかった選手、サポーター皆さんも多かったことでしょうが、黙々と次の試合に向けてトレーニングを再開しました。大谷選手は「リーグ戦の状況がより厳しくなったことはみんなが理解している。ただナビスコも天皇杯もある。去年のリーグ優勝やACLで、個人やチームでもすごく大きいものを得られた。(自分たちが成長するための)タイトルを獲るチャンスはまだまだあるし、シーズンはまだまだ続きますから、下を向かず切り替えて戦いたい」。
ともすれば、今のレイソルには来週から始まるリーグ戦、ナビスコカップ、天皇杯と違う戦いでの日立台3連戦は、気持のリフレッシュやモチベーションの面でプラスになるかもしれません。
チームの勝利は皆のおかげ。チームの敗戦は皆の責任。選手はもちろん、我々スタッフもサポーターの皆さんもそういう気持ちが薄れてしまってはいけません。チーム一丸となって戦うということは、そういうことだと思います。2種登録された秋野選手が先日の取材でこんなことを言っていました。「レイソルに来て学んだことは、人任せにせず、まず自分がやるということです」
最後に増嶋選手が本日入籍しました。『同じアスリートとしてわかり会えるところが多い』という、元バドミントン選手の潮田玲子さんと幸せな家庭を築いてください!おめでとう、マス!