共に戦う
担当:河原 正明
昨晩、FIFAクラブワールドカップ2012の開幕戦の中継番組に、菅野選手と田中選手がゲスト出演しました。私も帯同してJリーグアウォーズ以来4日ぶりに(笑)横浜を訪れました。思わぬ形で一年ぶりにFCWCの会場に来ましたが、番組に呼んでいただいたのも昨年の同大会でレイソルイレブンが頑張って世界4位となったことが認められたからこそ。しかし、懐かしい気持ちと同時に、違うモヤモヤしたものが心を占していました。やっぱり出場チームとしてここに来たかった、ピッチに立ちたかった、というのは選手ならずとも偽らざる気持ちです。
来季以降、クラブワールドカップは日本開催ではなくなり、日本のクラブが出場するにはアジアチャンピオンとなるしかありません。かつて浦和レッズ、ガンバ大阪が成し遂げたようにアジアを制覇する。そのために、今、レイソルに残されているチャンスは天皇杯優勝での出場のみ。
その頂点目指してレイソルを含む16チームが12月15日から1月1日まで17日間の短期決戦に挑みます。今週から再開した練習はフィジカル重視のトレーニングメニュー。シーズン終盤、目に見えず蓄積しているものが加わっていることもあるでしょう、今日はどの選手も疲労がピークに来ていたようです。しかし、ここが踏ん張りどころ、とばかりにメニューに取り組んでいました。明日には国際武道大との練習試合もあるので、今日は少し短めで練習終了となりました。
さて、本日、来季2013シーズンに向けてアカデミー所属の4選手の昇格を発表いたしました。2009シーズンに6選手が昇格した以来の大量昇格となります。
すでに2種登録されている、秋野、木村、小林の3選手に加え、GK中村選手も昇格となりました。
今年3月、FUJI XEROXスーパーカップ前座試合にJリーグ選抜で出場した時の写真です。
7月、クラブユース選手権を目指していた柏レイソルU-18に衝撃が走りました。アカデミー各カテゴリーだけでなく、日本代表でも各世代で絶対的守護神として活躍していた中村選手が骨折の負傷を負ったのです。私はちょうどJリーグのスペシャルマッチで鹿島に滞在していたのですが、驚きと同時に暗澹たる気持ちになったことを良く覚えています。
そのクラブユース選手権は2年生GKの伊藤(俊)選手が活躍し初優勝を飾ったのですが、いつもベンチに掲げられていたのは「背番号1」の赤いGKユニフォーム。キャプテン御牧選手のアンダーウェアに書かれた「We love KOSUKE」が印象的でした。その後の天皇杯も、プリンスリーグも、Jユースカップでもいつもベンチには「1」が共にありました。
「感謝の気持ちを忘れずに、日々努力していきたいと思います」そう語った中村選手、新シーズンにはケガも癒えて新たな競争の場に出陣します。
その前にU-18には大事なプリンスリーグ関東1部最終節 対前橋育英高戦が9日(日)に控えています。現在首位の桐光学園と勝ち点で並んでいますが、得失点差で5点の差があります。最終節での自力での首位奪還は出来ませんが、逆転にはトップチームと同じくまずは勝利が義務付けられます。昇格する4選手だけでなく、全員の力で目の前の試合に挑み、目標であるプレミアリーグ昇格へ。キックオフは11時、前橋育英高 高崎グラウンドです。
またトップチームも明日13時より日立台で練習試合 対国際武道大戦を行います。観戦は無料です。なお、観戦スペースはゴール裏スペースのみとなります。現場での指示に従いご観戦くださいますようお願い申し上げます。また、駐車場はございませんので公共交通機関をご利用ください。