最後の戦いへ
担当:大重正人
悔しさだけが残ったリーグ最終節から1週間。ACLへの最初のチャンスはつかみとれませんでしたが、レイソルにはもう一回チャンスがあります。天皇杯優勝、そしてACL出場。今季掲げた「タイトル獲得」という大目標に向けて、新たなスタートを切った12月です。3日間のオフで心身ともにリフレッシュし、「今年1番のキツさかもしれないです」と選手が息も絶え絶えになるほどのフィジカル練習、そしてボールトレーニングを経て、今日のトレーニングマッチに臨みました。
スコアは6-0。レイソルにとって課題だった決定力のところで、しっかりチャンスをものししたという印象です。2ゴールの田中選手も「もちろん細かなミスはあったし、反省しないといけない」と振り返ってはいましたが、最前線の仕事をしっかり果たしました。3点目のゴールは、大谷選手が前線へくさびを入れると、リターンをそのまま受けて右足で流し込む。ゴール前のきれいな展開で崩したファインゴールでした!
今日は主力選手がそろうスタメンに起用された山中選手。今日は攻撃的なポジションでの起用でしたが、前節のプロ初出場もあってか、試合後にはメディアの方に囲まれます。その脇を通る工藤先輩に軽く冷やかされて苦笑するヤマ。
しかし言葉は堂々としたものでした。「周りをよく見て恐れずプレーすることが大事。鹿島戦でも落ち着いてボールを持てば、そんなに取られることはないと感じられたし、自信を持ってプレーしたい。いつ起用されてもいいように1週間しっかり準備したい」。レアンドロ選手が3試合出場停止という苦しい状況ですが、これをチャンスに変えられるか。ヤマにとって大切な大切な師走を迎えました。
練習スケジュールを更新しましたが、今週はオフがありません。天皇杯に向けて、心と体を緩めることなく、トレーニングを積んでいきます。栄冠を勝ち取るために、今季最後の戦いに挑んでいきます!