2012年12月30日

STAY HUNGRY

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担当:河原 正明

 今、誰よりも一番になりたいと思う。クラブも、チームも、ファン・サポーターの皆さんも。あの時は忘れられない。4年前の悔しい場面は二度と見たくない。
 今、誰よりも一番悔しい思いをしている選手がいる。自分ではどうしようもできないその思いをチームメイトに託す仲間がいる。

 そして、今一番ピッチに立ちたいと熱望しているのはこの男でしょう。レアンドロ・ドミンゲス選手。昨季のJリーグMVP、そして今季もベストイレブン選ばれた言わずもがなの実力者。
 彼は今月1日の試合で働いた自らの行為で、重い重い3試合出場停止を科されました。天皇杯4回戦 横河武蔵野戦、準々決勝 大宮戦、そして昨日の準決勝 横浜F・マリノス戦。「ピッチに立ってているときよりもドキドキして試合を見ていたよ。昨日も最後のピンチの場面、ナベとヤマナカが防いでくれたけど、自分は何もできずにただ外れるように祈るしかできなかった。難しい3試合だったけど全員で戦って勝利に値するプレーをし、勝ち上がってきた」と仲間を称えました。

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 自らも決して腐らずに仲間を信じて、決勝の舞台に立つべく練習に取り組んできました。"選手たちもみんな『柏のキング』が戻ってくると言っていますが?"との質問にはイヤイヤとばかりに首を振って謙遜します。「サッカーは個人だけでは成り立たない。ひとり一人が自信を持って、互いを信じあっていくことが大事」と諭します。
 相手のガンバ大阪にも強烈な得点能力を持つFWレアンドロ選手がいます。巷では「レアンドロダービー」とも言われていますが、それ以外にも遠藤・今野といった代表選手が揃っています。「ガンバはチームとしてまとまっているし、プレーの質もも高いチーム。でも相手をリスペクトするけど、自分たちにチャンスがないわけではない。信じることを信じ、やるべきことをすれば必ずチャンスは訪れる。レイソルは人数は少ないけど、チームとしてまとまると大きな力を発揮するチーム。だからこそ集団としてまとまらなくてはいけない」。

 天皇杯優勝、その先にはACL2年連続出場という大きな目標もあります。「自分にとってすごく大切な大会」そう前置きしたあと「アジアの優秀なチームが集まる大会に参加するには、自分たちに力がないといけない。そういう大会に出場したいという強い気持ちがある」自らの思いも重ねます。

 「レイソルにとって大事なタイトルを全員で獲ること。チームの目標は決勝戦に進むことではなく、優勝すること。自分自身も目標を成し遂げたい!」
レイソルにとって頼もしい男です。と同時に敵から厳しい包囲網、警戒をされ続ける中でプレーを余儀なくされます。それでも何かをやってくれる!・・・という期待に応えてくれるはずです。

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 昨日のスタメン選手はリカバートレーニングで回復に努めました。そして明日の午後には再び国立決戦に向けて移動します。クラブ初の1シーズン6度目の国立へ。そしてすぐ2月に国立の舞台に戻るために。全ての力を集めて元日に臨みます。
 また、本日販売しました「アソシエイツ会員優先販売チケット」はおかげさまで完売となりました。昨日も多くのご声援をいただきましてありがとうございました。なお、明日の練習は非公開となります。ぜひ試合会場で目いっぱいのご声援をよろしくお願いいたします!