2012年12月31日

決戦前

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担当:大重正人

こんな、まったく年末感のない大晦日。でも、サッカークラブの一員としては、4年ぶりの幸せな大晦日です。天皇杯ファイナルを明日に控え、ひっそりとした日立台で今シーズン最後となるトレーニングをおこないました。29日の準決勝から中2日、出場停止となった橋本&茨田選手にとってはちょうど1週間。身体も精神もしっかりと臨戦態勢が整っていて、過度のトレーニングは必要ありません。練習前に十分なミーティングをおこない、リラックスしたフットバレー、そして引き締まったPK練習で身体を動かしました。

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スポーツ紙、一般誌、テレビ、ラジオ。今季一番のメディアの方々がお越しになり、決勝へいどむ選手たちへ意気込みを取材されました。田中選手は「ガンバは加地さんが戻って、今野さんもボランチに移って、これまでの状態とは違う。でもウチの守備も堅いし、しっかり守備から入って、集中して戦いたい。今シーズン最後のゲームは、来年2013年スタートのゲームでもある。来年に向けての運を引き寄せられるよう、万全の準備で臨みたいです」

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「4年前、ガンバの選手の気持ちがやっと分かりました」。
大谷選手は、こんな印象的な言葉を残しました。「前回の決勝戦は、イシさん(石崎元監督)を男にしたいという思いが一番で、ACLのことまで考えられなかった。でも今年はACLに出て、いろんな経験をして、ゲームに向かう気持ちが違います。もちろんケガや出場停止で出られない選手がいて、その思いをメンバー全員で受け止めて、しっかり結果を出したい。このチームで戦えるのは最後で寂しい気持ちもあるけど、最後は勝って、笑って終わりたい」

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4年前の決勝戦を戦った3選手のうちのひとり、菅野選手です。「2位もビリも同じ。決勝で勝たないと何も残らない。4年前の戦いの強い記憶です。これまでのレイソルは強いチームに対して慌てたり、逆にそうでないチームには甘さが出たり。でもネルシーニョ監督のもと4年間やってきて、メンタル面も成長してきた。ピッチに入ったら、最高のサポーターと選手と一緒に喜べるように、ホイッスルが鳴るまで全力で戦いたい」

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今シーズンも熱く激しく応援いただいているサポーターの皆さんは、この天皇杯で「ACL出場」を合言葉にして、選手たちのモチベーションをより一層高めてくれました。明日はサポーター有志のお力により、ゴール裏の一部で「人文字」による壮大な応援が予定されています。選手入場時に掲げられますので、しっかり準備が整えられるよう13時30分ごろ、お早めの着席にご協力ください。

また、明日のチケットはすべて完売です。レイソル側ももちろん満員となります。レイソルイエローのレプリカやグッズをご着用の上、太陽のように輝く黄色一色のスタンドに彩ってください。そしてどうしても国立へ来られない方も、NHK総合の生中継、またラジオでも4局中継されます(NHKラジオ第一、文化放送、ニッポン放送、TBSラジオ)。14時、国立へ柏レイソルすべての力を。大応援をどうぞよろしくお願いいたします。