2013年3月 4日

真剣勝負

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担当:大重正人

すばらしき勝利の余韻が残る、日立台のスタジアム。しかし、喜びに浸ってばかりはいられません。早くも次へのスタート。今日は水戸ホーリーホックを招いて、11時からトレーニングマッチが行われました。柱谷監督がチームに植え付けている球際の激しさや気迫が十分で、もちろんレイソルも甘んじて受け入れるわけもなく、ピッチの局面で激しいコンタクトが繰り広げられた「真剣勝負」が見られました。

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レイソルらしく、マイボールを大切に保持しながら、パスをつないで攻め込んでいくスタイルを90分間やり抜き、守っても渡部選手や栗澤選手を中心とした守備陣がゴールを最後まで守り抜いて、2-0と勝利を収めました。

その2点を挙げたのは、ストライカーの田中順也選手。1点目は「キム(木村裕選手)といい関係で、キムが引いた時に、自分が裏へ抜けられた」というプレー。まるで昨日のクレオ選手のようでした(下の写真)。DFと競り合いながら突進し、ペナルティエリアでPKをゲット。もちろん自らの左足で蹴り込みました。

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2点目はCKから。「ケンタくんのボールがドンピシャでした。あれほど完璧なパスだったら、ゴールしないと」というヘディングをしっかり左隅へ決めました。昨日はクレオ&工藤の2トップがゴールという結果を残し、出場機会がなかった田中選手。それゆえに、自分も負けていられない!と期するところもあったでしょう。

「毎試合安定したパフォーマンスを出すこと。自分が決めることも大事だけど、周りにゴールを取らせることも大事。今日は90分体力もキレも落とさずプレーできた。出場時間が限られている中でもインパクトを与える結果を残して、スタメンを獲りたい」。日々、練習でも試合でも高いパフォーマンスを発揮していれば、必ず出場のチャンスは巡ってくるでしょう。そこでベストプレーを表現するために、田中選手はもちろん、すべての選手たちが激しい競争のなかで戦っています。

明日は、選手たちにとっては、指宿キャンプから戻ってきた2月11日以来、久々のオフとなります。心身ともにリフレッシュできる貴重な時間。9日にはアウェイでFC東京戦、13日はホームでACLセントラルコースト戦、そして16日にはアウェイ仙台戦。まだまだ強力な相手が待っています。この序盤戦、リーグでもACLでもいい位置で戦えるように備える大事な1週間になります。