アジアが柏にやってくる!
担当:河原 正明
1年ぶりに、日立台でアジアを体感できる時が近づいてきました。AFCチャンピオンズリーグ グループマッチ第2節。オーストラリアのセントラルコースト・マリナーズを迎えての一戦はいよいよ明日の夜キックオフです。
国際大会なので、試合前に公式行事が多く行われます。スタジアムでは13時30分からマッチコミッショナー、両チーム、審判団を交えてのチームマネージャーミーティングからスタート。そして14時30分からレイソルの公式会見が行われました。会見にはACL のトロフィーも登場しました!
※会見全文はJ'sGOAL http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00151798.htmlに掲載されています
今回は監督とともに、近藤選手が登場しました。プレシーズンマッチ"ちばぎんカップ"ではキャプテンマークを巻いたドゥ。レイソル12年目、アカデミー出身選手としてはチーム最年長になります。会見では「オーストラリアのチームと対戦するのは初めてで楽しみ」。質疑応答では「リーグ戦で(FC東京に)負けてしまったが、選手たちはそれぞれが頭を切り替えられている。ACLは一戦目は勝っていますし、その勢いで明日もホームでしっかり自分たちの戦いをして勝ちを収めたいと思う」と決意も新たにコメントをしてくれました。チームはその後60分間の公式練習をスタジアムで行いました。
一方、相手のセントラルコーストはアーノルド監督とパトリック選手が登場。実は二人とも日本でのプレーの経験があります。アーノルド監督は97年?98年に広島で、そしてパトリック選手は2004年?5年まで大分に所属。そしてなんと15年前、1998年シーズンのJリーグ開幕戦 柏vs広島戦ではアーノルド選手(当時)に決められた1点でレイソルは敗戦していました・・・オールドファンなら「あのアーノルドか!」と思い出されて方もいらっしゃるかもしれません。
会見中にカメラを向けると元FWらしく、レンズ越しに鋭い目で睨んできました。その迫力はコメントにも表れています。ここ2試合は優勝争いで厳しい戦いが続き、Aリーグで2連敗を喫しています。しかも明日は主力選手が不在とのこと。しかし、相手もリーグ突破にアウェイで負けられないと必死の構え。「うちには力を持った若手選手も、外国人もオランダ、ニュージーランド、イングランドの3選手がいる。オーストラリアの選手も経験が豊富で、若手とも融合が出来ている。メンバーは他にも優れた選手がいるので問題はありません」ときっぱり。
以前のオーストラリアサッカーは「ロングボールから体格を活かして圧力をかける戦い方」などと言われていたようですが、ここ数年、特に好成績を挙げているAリーグのチームは「しっかりつないで組み立てて相手を崩す」サッカーにスタイルは変化しているようです。もちろんパワープレーも有効な手段ゆえ、ここぞとばかりに使用してきます。
我々もネルシーニョ監督が「非常に戦術的に整理されたチームで、パスも回せて、攻撃の時も守備の時も統一された、訓練されたチーム」と評するように、しっかりと対策を練ってくることでしょう。
レイソルにとって初めての"オージーフットボール"との遭遇まであと22時間。そしてそれに打ち勝つべく戦うレイソルイレブン。「明日のゲームはFC東京戦とは全く違うチームがグラウンドの中で戦うと思ってください」(ネルシーニョ監督)と誓う姿を、その目で確かめていただきたく。スタジアムでご声援をいただきますようお願いします!