2013年3月11日

3年目

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担当:大重正人

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広がったスカイブルーと、鮮やかなグリーンのピッチ。そこへ冷たそうな水のシャワーが放射状に注がれて、とてもさわやかな日立台。昨日午後からの冷え込みの余韻が残り、少し肌寒い一日でしたが、午後3時から選手たちのトレーニングが行われました。

ミッドウィークに試合があるときは、コンディション回復に努めることが多いのですが、今日は珍しい完全非公開練習。移動距離が少ない利点を生かし、またFC東京戦の大敗から立て直すべく、とても濃密なトレーニングが行われました。「相手はリーチがあるから気をつけろ!」。貴陽との試合もそうでしたが、今度のセントラルコーストにも大柄な選手がそろっています。Jとは違う相手のシチュエーションにも気を配りながらの練習でした。

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練習後には、ネルシーニョ監督がクールダウン中のレアンドロ&クレオに声をかけます。ワグネル選手が離脱していることもあり、アジアの大舞台で改めて彼らの大きな力が必要です。そしてサポーター皆さんの応援も必要です。

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夕暮れのスタジアム。すでにリーグ戦用のスポンサーボードが覆われ、そしてACLブルーのマーキングが進んでいます。この日立台が「アジア仕様」に。胸高鳴る、あのACLが帰ってきます。ローソンチケット、コンビニのローソンやミニストップでも販売中です。まだ全席種にて残席がありますので、仕事や学校帰りとは思いますが、ぜひ日立台へ参戦ください!
http://blog.reysol.co.jp/news/2013/014770.html

今日、3月11日で、東日本大震災から2年を経過しました。この日立台の照明灯が大きく揺れて、大阪へ向かっていた選手たちの新幹線は新横浜で緊急停止。そして東日本の多くの地域が、自然の持つ、あまりにも大きな力を感じさせられました。復興は進んでいます。今週末に訪れる仙台駅の近くは、未曽有の震災後とは思えないような復興を遂げています。しかし、被害に遭った地域はたいへん広く、今朝のテレビでも、まだその途中にある地域が多く報道されていました。

日本全国で続けてきた支援の輪を、まだまだ続けていかなければいけません。「サッカーを通じて、被災地の皆さんに勇気を与えたい」。大谷選手がゼロックススーパーカップの復興支援宣言で発したこと。サッカー選手として最高のフットボールを見せること。そして支援活動についても、自分たちにやれることをやろう、と彼らは話し合っています。太陽が毎朝昇るように、一歩ずつ一歩ずつ。皆さんもあの日を思い出し、一日一日を悔いのないように大切にしてください。それがここに残された人間の使命ですから。

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※明日の公式トレーニングの一般見学はできません。申し訳ございませんが、あらかじめご容赦ください。