2013年3月15日

全力で戦うことの意味

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担当:河原 正明

 早いもので明日はもう公式戦、Jリーグ第3節ベガルタ仙台戦となります。トップチームは"フットバレー"のメニューで軽めの調整を行い、午後には仙台に移動しました。中2日での連戦となりますが、相手も火曜日に中国・南京でACLのアウェイ戦を終えて帰国しています。肉体的な疲労のハンデはありますが、チームの雰囲気は変わらず明るいです。これも"勝利の効果"の一つでしょう。

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 その仙台ですがレイソルと今季は同じくACLを戦っています。ネルシーニョ監督も「メンバーは変わったが、強敵だと思う。Jリーグで未勝利だが、相当に組織力が鍛えられたチームなので、しっかりと警戒して集中して試合に入らないとキケンだ」と諭します。特に中盤から前線にかけてレイソルと同じくブラジル人トリオも結成され、赤嶺・太田・リャンと揃った変わらぬ攻撃力も利いています。中でも昨シーズンJリーグベストイレブンのウィルソン選手の決定力の高さには注意が必要です。

 昨シーズンの対戦成績は1分1敗。また特に敵地・ユアスタでは2011、12年で3試合戦って3試合連続で0封されています。ややもすると苦手なスタジアムかもしれません。今季は主力選手をケガで欠く状況は我々と重なりますが、「守備が堅い、全員がハードワークするチーム。なおかつ厳しい中国での(ACL)アウェイ戦で勝ち点1を取って帰ってきている。粘り強いチームのはず」(大谷選手)。仙台はACL江蘇戦を0封していて、堅固な守りに自信を持っていることでしょう。一方の我々はリーグ戦前節・FC東京戦は先制された後、築かれた強固なブロックを崩しきれずに敗戦を喫しました。しかし「水曜の試合で3得点。もう切り替えられた」とすでに前だけを見据えています。

 明日の試合ですが、いつもどおり 「アウェイはスカパー!で」とご案内していますが、今節の注目カードということでNHK総合の全国放送もあります。ベガルタ仙台にとってはあの3・11の大震災から2年を経てから初めてのホームゲームです。おそらくそういう背景も全国中継となった理由の一つでしょう。もちろん「ガンバレ東北」と被災地の復興支援活動への応援はします。しかし、"試合"で負けられないのは我々も同じです。リスペクトを持って全力で戦い、良い試合を見てもらうのが明日の試合で選手たちに一番求められるものだと思います。現地でまたTVで応援される方も、どうぞ熱い声援をよろしくお願いします!