考えるチカラ
担当:河原 正明
昨日の激戦から一夜明けました。心身ともに疲れた試合でしたが、トップチームは日立台でトレーニングを行いました。
J1リーグ3戦目でプロデビューを飾った秋野央樹選手。「昨日からメールや電話がすごいです。返信しきれていません(笑)」。NHK総合で全国放送もしていたこともあり「親戚の方たちも反響がすごかった」そうです。改めて振り返っても「自分でもビックリするくらい緊張しなかった」強心臓の持ち主でもあります。
むしろドキドキしていたのは"師"のアカデミーコーチたちの方だったかもしれません。「後半から試合をTVで見ていたのですが、(失点直後ということもあり)交代選手のコメント無しでいきなり秋野が出ていたからスタッフルームのみんなが驚きました!」(松原コーチ)。
出場時間は短いものでしたが同期で一番乗りを果たしました。「たぶんみんなも刺激を受けていると思います。でも、自分もまだまだ出場時間を延ばして、活躍しないとダメです」と謙虚に語っていましたが、当然のごとく木村、小林、中村の3選手も喜びと同時に次はオレの番だ!と練習に熱が入ったことでしょう。特にベンチ入りしていた木村選手は練習から迫力を見せていました。次は日立台のピッチでプレーする姿を見てみたいですね。
今朝のレイソル戦に関する新聞記事は仙台の勝利を告げるものばかり。当たり前ですが。その中でも「チャンスがなかったわけではない。シュートやクロスの質の問題。課題ははっきりしているし、この2週間で修正したい」という大谷選手のコメントがいくつか引用されていました。いつも冷静に試合を振り返ることができるタニだけに、もちろんキャプテンだからでもありますが、毎試合後に取材陣も必ずコメントを求めてくるのです。そこで今回は試合の翌日に、番組企画で仙台戦を振り返ってもらいました。
相手に先制された時のプレー、攻撃で惜しいシーン、新たに見せた谷口選手とのコンビネーション、ACLとの連戦で得たもの、そしてゴールシーンと勝敗を分けた最後の失点シーン・・・すでに何度も見返したのか?という位に「なぜここではこういう位置に自分や味方選手、相手選手がいて、こう反応したのか」ということをわかりやすい言葉で説明してくれました。そして時には映像には映っていないピッチ上の細かな駆け引きもこと細かに明かします。収録後にディレクターさんも「こんなに1試合を通じてプレーを鮮明に覚えている選手は珍しいです」と非常に驚いていました。
正直、負けた試合を振り返るのはなかなかキツイものですが、改めて整理できることも大事なことです。長時間の取材でしたが「毎試合やったほうがいいね」と言ってくれましたが、それも前述の通りに試合を通じてピッチ上で良い所や修正する課題が判っていたからでしょう。自分もタニのコメントを踏まえて、改めてこの試合をじっくり見直そうと思います。皆さんも今週の水曜日夜に初回放送のJsports"Foot-Wednesday"でご覧になれますのでお見逃しなく。
さて、大谷、秋野選手も巣立った柏レイソルアカデミーですが、U-18にとってはまたまた大事な試合が近づいています。明後日19日(火)の夜に八千代高校との「千葉県ユース選手権」が日立柏サッカー場で行われます。勝者がユース世代の県王者となると同時に、天皇杯千葉県予選の第2種代表チームとなります。相手は今年(H24年)度の高校選手権千葉代表の強豪・八千代高校。昨年、一昨年と連続して天皇杯本戦までたどり着いたU18ですが、大一番を迎えています。18:30キックオフです。なお、観戦については無料となっています。メインスタンドのみを開放する予定です。また、駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用の上ご来場願います。
トップチームは明日はオフ、広報日記もまた明後日に!