若緑のころ
担当:河原 正明
昨日の名古屋戦、日立台を襲った"春の嵐"でしたが、今日は吹き返しによる強風が威力を増していました。おかげで午前中は空はチリひとつなくクッキリと晴れ渡っていましたが、その分地上では桜の花びらと木の葉が容赦なく吹き付けます。
トップチームは菅野選手を除く名古屋戦のスタメンと茨田選手がリカバートレを、その他の選手は水原戦に向けてのトレーニングを行いました。ホーム連戦とはいえ中2日、選手たちにとっても、支えるスタッフにとっても踏ん張りどころです。今日配信されたAFCのACLのニュースリリースにも"レイソルは次の水原戦で勝つと、2試合を残して決勝トーナメント進出"とありましたが、レイソルは2年連続の予選突破をかけた大事な大事な一戦です。いつもどおり、とは言いながらも、良い緊張感の中での試合準備となっています。
そんな中、緊張を隠しきれない選手もいます。先週末に追加登録となったGKの伊藤選手。桐畑選手の負傷離脱を受けて、急遽2種登録となりました。先週金曜日は試合前日でしたので、本格的な練習は実質今日が初めてとあって、練習前も顔がやや強張っていました。
ウォーミングアップ後には早速実戦に。5vs5のキリカエの練習でゴールマウスを守ります。最初のセットでは昨年まで共にプレーしていた秋野選手や木村選手も同組でした。バックパスのタイミングやボールスピードもわかっているだけに、パス交換を通じて緊張もほぐれているように見えました。
その後はアレックスGKコーチのレッスンを稲田選手と受けていました。当然練習メニューも初めてのものばかりで「まだまだペースに慣れていません」と練習後は苦笑いでしたが、随所に持ち味のボールへの反応スピードの速さを見せていました。昨年夏のクラブユース選手権から中村 航輔選手に代わりゴールマウスを守り続け、トップチームあDけでなく社会人チームや選抜チーム、さらには海外の強豪チームとの対戦で腕を磨き、度胸をつけてきました。桜は散りましたが、新緑のような新しく加わった若手にも注目ください。
さて、今日の午後、火曜日のACLで対戦相手の水原が日本に到着しました。夕方には柏市内で練習を行っています。明日は午後にそれぞれ公式会見と公式練習が日立柏サッカー場で行われます。なお、明日の練習は非公開となっております。一般の方はご見学できませんのでご了承願います。