2013年7月30日

ライバル心

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担当:河原 正明

 夏の朝。久しぶりに気温がぐんぐんと上がっていくのを肌で感じました。7月から暑さ対策として夕方からの練習が続いていますが、アウェイの移動日は午前の練習となります。 トップチームは明日の横浜F・マリノス戦を控えて日立台でのトレーニングでした。

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 久しぶりに、本当に久しぶりにフィールドプレイヤーが全員集合しました。代表組の鈴木、工藤選手、そしてキムチャンス選手も合流。時に笑顔も交えてプレーする選手たちにネルシーニョ監督も「雰囲気が非常にいい。中断の10日間は充実して準備ができた」と目を細めます。
 メニューこそ「いつもの」ミニゲームでしたが、さらに代表組も戻ってきたことでそこに流れているのは単にリラックスや和気藹々とした穏やかな時間だけではなく、いつもと同じだけではない、様々な思いも渦巻いているように見えました。
 全員が戻ってきたこと。これは選手を選抜し起用する指揮官にとっては何よりも嬉しいことでしょう。しかし、裏返せば選手間の競争がさらに激化するということ。GKからFWまで全てのポジションで、1つの出場枠を数人の選手が争うのです。

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 レイソルは明日の試合から60日間で4つの大会で14試合、さらにACLの準決勝に進出すれば15試合を戦います。監督は「まずは8試合のマラソンが始まる。だけど選手は全員が戦線に立てるので心配していないし、結果に期待している」と充実した戦力に自信を深めていました。

 再開するJリーグ、マスコミの注目はJリーグで日本代表選手たちがいかに戦うか、ということですね。やはり、地上波で生中継される日本代表の試合に出場し所属チームと名前を連呼されることが、多くの人々に「レイソルにはこんな選手がいるんだ」と認識させる効果は大きいです。それは日本代表だけでなく韓国代表でもそうでした。一昨日の試合でも「柏レイソルのキムチャンスが」と何度もTVでコメントされていました。そういう方が夏休みに一人でも多くスタジアムに来ていただければと願います。

 例えば明日ならばマリノスのDF栗原選手に挑みゴールを狙う工藤選手や、"カモメッシ"斉藤選手のキレキレのドリブルを右サイドで止めるキムチャンス選手。さらに鈴木選手が守備の要として時には斉藤選手の突破を阻み、セットプレーで栗原選手の頭を抑える。といった代表選手同士の戦いも見られるかもしれません。

 キックオフの時間にフィールドに立つ選手はわかりませんが、今は「全てのJリーグでプレーする選手にも来年ブラジルW杯のピッチに立つ希望を持ってプレーできる」(ネルシーニョ監督)のですから。全てはまずは日常から。試合出場を目指し、日々切磋琢磨を繰り広げる。選ばれた戦士たちの熱いJリーグの戦いにご注目いただきたいと思います。

 明日も平日ナイターとあって現地まで行かれるかたは少ないかもしれません。ぜひスカパー!およびスカパー!オンデマンドでご観戦ください。そして、お時間がある方はぜひ、現地でご声援をいただければと思います!