2013年11月12日

天皇杯へ始動

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担当:大重正人

「トレーニングのボールが変わりました。『天皇杯への戦いが始まる』という思いで、気が引き締まります」。週末の大分戦に向けてのコメントを求められた、工藤選手の第一声でした。たしかに今日から、白地に真っ赤な桜模様の天皇杯ボールに変わっていました。近づいてみると、去年とのデザイン変更がよくわかります。ゴールドの模様に、桜の花びらがちりばめていて、より特別で崇高な感じのするイメージです。

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ラウンド16まで勝ち残り、天皇杯連覇とACL3年連続出場権獲得へは、あと4試合を勝ち抜ければいけません。ただ、準々決勝以降は12月の下旬。まずはこの試合を突破しなければ、なにも始まりません。「このJリーグで、レイソル以上に天皇杯に勝ちたいと思っているチームはいないはず。チーム全体がACLの舞台に戻らなければいけないと思っているし、その高いモチベーションを、ピッチで表現しないといけない」。

藤田選手が全治半年を超える大変な重傷を負ってしまいました。まさに身を削って、最後の力を振り絞ってのアシストクロスが、レイソルにさらなる栄冠をもたらしてくれました。「けがをしている人が、天皇杯決勝まで残れば戻ってこられるかもしれない」(工藤選手)。マサトやチャンスは難しい状況ではありますが、そういった仲間への思いがあればこそ、ナビスコカップのようにチームが結束し、優勝カップを掲げるにふさわしいチームになりえるのだと思います。

全力で獲りに行く。ネルシーニョ監督は前々日の岡山入りを決断し、明日明後日のトレーニング後に移動します。移動の疲れをすこしでも和らげ、万全の態勢でトリニータ戦に挑みます。

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