5度目はドロー
担当:河原 正明
本日行われたJ1リーグ第31節 サンフレッチェ広島戦は今季5度目の対戦。「手の内」を知り尽くした相手だけに「互いの戦術の良さを引き出した試合」(森保監督)「1-1の引き分けは妥当な結果」(ネルシーニョ監督)と双方の監督が振り返る一戦となりました。
昨年の日立台での対戦は嵐が襲いましたが、今日も朝から風が強く、午後からは雨予報と荒れるとの天気予報も、先週のナビスコ決勝と同じく「ハズレ」て今回は雨は降らず。ただし、試合は強風に悩まされました。立ち上がりから「プレッシャーをかけてボール奪うのではなく、ミスを誘う守備」(ネルシーニョ監督)で慎重な立ち上がりに。それでも局面での攻守ではやはり守るレイソルに連携プレーで崩す広島の構図が長く続きます。緊張感の高い、また言い換えれば「固い」試合運びのまま前半終了。
後半も互いに切先を喉元に突きつけあうようにカウンターで切れ込む展開でしたが、先制をものにしたのはレイソルでした。74分のセットプレー、跳ね返りを茨田選手が放り込み谷口選手がヘディングで競って落としたのに素早く反応した太田選手が、ワントラップで鮮やかなボレーシュート!これが決まってようやくスコアが動きます。藤田選手に代わって右ウイングで出場した太田選手がゴールを決めるのですから、監督の起用がまたしてズバリと的中したと言えるでしょう。
J1優勝争いから脱落するわけにはいかない広島はここから圧力を強めます。そして、ワンプレーで流れは変わります。ファンソッコ選手が放ったミドルシュート。これで少し守備ラインが下がった後、同じように空いたスペースで青山選手の鋭いミドルシュートが炸裂。GK菅野選手もノーチャンスでした。その後はさらに互いにカウンターを仕掛ける展開が色濃くなりましたが、両者追加点ならず。ドローとなりました。
太田選手のレイソルでのJ1初ゴールは今日のハイライトのひとつ。「リーグ戦初ゴールは素直にうれしいです。ボールが来るって予感があった。グッチくんのヘッドのおかげです」とアシストの谷口選手に感謝。一方、「あれは素晴らしいとしか良いようがないね」と先輩の近藤選手。ゴール後はずいぶんと手荒い祝福をしていましたが(笑)「テツも普段から頑張っているからね」と労いの言葉をかけていました。ホームでしぶとく勝ち点1を奪い、リーグは残り3節。最後まで一つでも順位を上げるように戦っていきます。
さて、今日は『LAWSONエキサイトマッチ』&印西ホームタウンデーでした。印西市出身の秋野央樹選手もベンチ入り、前回の広島戦に続く出場に期待がかかりましたが叶わず残念でした。また、おかげさまで『LAWSONエキサイトマッチ』も盛況でした。スタジアムそばの「レイソルローソン」も朝早くから抽選券を求めて多くのお客様でにぎわっていました。
明日はオフ、火曜日から土曜日の岡山での天皇杯・大分戦に向けて準備となります。この大会で優勝して何としても三度のアジアへ挑戦したい。本当は昨日試合をしたかった・・・改めて昨晩のACL決勝戦をTVで観てその思いが強くなりました。広州恒大は強かった。でもFCソウルも負けてはいない。レイソルだったら・・・と黄色いユニフォームのFCソウルに姿を重ねてしまったサポーターの方もいらっしゃるでしょう。切り替えてまずは目の前の大分戦に全精力を傾けます。
最後に ヤマザキナビスコカップ優勝記念グッズ予約販売も本日が最終日となります。お忘れなくお買い求めください。
今日も最後まで熱い応援をありがとうございました。また土曜日もご声援よろしくお願いします!