ホームタウンへのお返し
担当:河原 正明
Jリーグの選手たちは、それぞれのクラブで「選手会」を結成しています。選手の本業はもちろん日常にサッカーの練習をして、公式試合をすることです。その他の活動の一つとして有名なのが社会貢献活動です。柏レイソルでは選手たちがクラブを支える地元への恩返しの形の一つとして、毎年年間シートを購入して、ホームタウン8市にチケットを寄贈しています。今日は柏レイソル選手会会長の桐畑選手と、選手代表として近藤選手が松戸市役所と柏市役所を訪問しました。
まずは松戸市役所を訪問。近藤選手がチケットを手渡しで贈りました。本郷谷市長からは「レイソルの活躍で地元が活性する。今年はリーグ戦奪還目指して頑張って欲しい」と激励をいただきました。
続いて柏市役所に移動。今度は桐畑選手会長が秋山市長に目録を贈呈しました。柏市では児童福祉に使用されるチケットについて「ここ柏にレイソルというプロサッカーチームがあることを子どもたちに知ってもらいたい」と桐畑選手。近藤選手は「日立台は迫力あるスタジアム、ぜひサッカー楽しんで欲しい」と思いを伝えていました。
一方で選手会の活動とは別に、選手個人での招待事業が今季も行われます。大谷選手の「タニシート」、田中選手の「TJシート」は一般の皆さんを対象にしていますが、柏市内の中学校サッカー部員を対象とするユニークな活動が「BtoJシート」です。今日の夕方、工藤選手と茨田選手が柏市立松葉中学校を訪問、サッカー部員に開幕戦・FC東京戦のチケットをプレゼントしました。
2007年から続くこの活動、今季は過去最多の8選手が賛同し席数も合計20席に増えました。工藤選手は「開幕戦は特別な試合。熱い試合を約束するのでぜひ試合を見て何かを感じて欲しい」とコメント。部員の皆さんはリラックスした中でも選手たちの話の一言一句を聞き逃すまいと、真剣な顔つきでした。その後質疑応答を交えて短い時間でしたがふれあいをしました。
最後にキャプテンから「僕たちも新人戦大会で優勝を目指すので、レイソルも優勝目指して頑張ってください!」とエールをお返しされました。今季も20試合で招待をします。選手たちも時間の許す限り直接訪問します。こういった活動にもご注目ください。
松葉中から戻ってきて、今度は人工芝グラウンドに駆けつけました。17時30分から「千葉県ユース選手権」柏レイソルU-18対市立船橋高校の一戦が行われたからです。平日の夕方にもかかわらず多くのギャラリーが観戦に訪れていました。
結果は3-1で柏レイソルU-18が勝利。これで天皇杯千葉県予選の高校枠の出場権を獲得しました。下平監督は今年「プレミアリーグ昇格、即優勝」と2年ぶりの天皇杯出場を目標に掲げます。その第一の難関を突破しました。
前半に立て続けに相手のミスなどから3得点するも、後半は市立船橋の圧力に押し込まれ失点する場面も。今日の試合ではスコアも3-1と差を付けたものの、実力に大きな差はありません。今季のプレミアリーグでの再戦が楽しみなカードです。同じ千葉県内のチーム同士で切磋琢磨し力を高め合うのも、また違う形での地域貢献ではないでしょうか?
明日のトップチームの練習は非公開となっています。見学は出来ませんのでご了承ください。
最後にアソシエイツ会員の皆様にご連絡です。明日27日より今季のイヤーブックを発送開始いたします。残念ながらJリーグ開幕に間に合わない方もいらっしゃるかもしれません。何卒ご容赦願います。お手元に届くまでもう少々お待ちください!