2014年3月29日

好事魔多し

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担当:河原 正明

 またしてもホームで大宮に勝てず。あと一歩のところでスルリとこぼれた勝利。今日の試合は一言で言えば「好事魔多し」というべきでしょうか。試合後のスタジアムは喜ぶアルディージャサポーターと負けたかのようにがっくりとするレイソルサポーターが対照的でした。

 前半から相手に全く攻撃をさせず(公式記録では大宮のシュートは0本)、セカンドボールもほぼ拾って「完璧に近い、今季一番良い試合運び」(ネルシーニョ監督)を見せたレイソル。チャンスを作れどなかなか得点できませんでしたが、27分に得たセットプレー。レアンドロドミンゲス選手のフリーキックがクリアされたボールを、逆サイドの高山選手がダイレクトに中に折り返すと、最後は橋本選手が左足アウトサイドですらすように蹴りこんで先制!24日(月)に生まれた長女に自ら捧げる「ゆりかごダンス」でお祝いをしました。

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(あまりにもオフィシャルカメラマンと近すぎました・・・本人写らず)

 後半に入ってからもギアが上がらない相手に対して、52分は相手ボールを奪ってからのカウンター。レアンドロドミンゲス選手が長躯ドリブルで持ち込んでからのスルーパスに走りこんだ高山選手が中央フリーの工藤選手にラストパス。これを確実に決めて2?0に。 

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 鮮やかな速攻が決まり"ヤマト"で盛り上がるスタンド。その後もレイソルペースで時間が過ぎていきます。だが、残り時間が10分を切ってから、相手はパワープレーを仕掛けてきます。負傷による交代で本来センターバックの選手がボランチに上がり、何度もロングボールとサイド攻撃で押し込んできます。今季のレイソルなら、ここでしのげるはず。そう信じていたサポーターの方も多かったと重います。失点も多いが得点も多いのが今季の大宮の特徴。試合終盤のパワープレーで川崎に逆転勝利(4?3)した大宮の強さに屈する形であっという間に2失点してしまいました。

 試合後ピッチから引き上げてくる選手は一様に硬い表情でした。「勝てる試合を落とした」大谷キャプテンを筆頭に誰もが悔しさを滲ませます。そしてまたしても日立台での対大宮戦未勝利記録を終わらせることができませんでした。
 しかし、すぐに試合がやってきます。「もやもや」していたまま前に進むわけにはいきません。しっかりとリセットして3連戦の2戦目、アウェイでの甲府戦に挑みます。 今日は暖かな陽気の中、多くのご来場ありがとうございました。