2014年4月27日

白熱!柏ダービー

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担当:河原 正明

 高校世代最高峰のリーグ戦「高円宮杯U-18 プレミアリーグ」。今季より初参加した柏レイソルU-18にとって、大きな山場が第3節にしてやってきました。昨季の大会王者 流通経済大学柏高校との「柏ダービー」が日立柏総合グラウンドで行われました。現行のリーグ戦になってからは公式戦で対戦したことがなく、私自身も2008年夏の高円宮杯(旧方式)@秋津以来の流経柏戦となりました。
 今回は会場が日立台ということで本当の意味で初の「柏ダービー」です。まずは予想はしていましたが、いままでに見たことのない多くの方が観戦に訪れました。まさに「鈴なり」という状態でした。そして地元の高校生やクラブチームの選手や関係者が特に観戦に訪れていたのが目に付きました。レイソルアカデミーも総動員で応援をしますが、聞きしに勝る"ザ・高校サッカー"スタイルの応援の声量は大きく、小中学生混成のアカデミー応援団はさすがに分が悪かったですね。

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 試合そのものはスタイルの異なるチーム同士の対決、それぞれの特徴が良く現れていた90分だったと思います。立ち上がりから激しいプレッシングで襲い掛かる流経柏、今までにない声援の大きさや「こう来ることはわかっていた」(キャプテン・中山選手)レイソルでしたが知らず知らずのうちに雰囲気やプレッシャーに飲み込まれてしまったようで、なかなか流れをつかめないままに前半17分、クロスボールに対してハンドの判定でPKを与えてしまいます。
 結果的にはこの1点が勝敗を分けました。失点してからようやく徐々にボールを握るレイソルスタイルを取り戻します。後半もペースを掴みほぼゲームを支配するも、最後のシュートが決まらず。ダービーの1戦目は敗戦となってしまいました。

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 試合後中山選手は「わかっていたのに打ち克てなかった。自分たちのプレーをする前に、相手に、プレッシャーに負けていてはいけない。自分たちはまだ甘い。練習の中からもっと厳しくやっていかないといけない。でも今回の対戦で流経のサッカーには慣れたので次回こそは」と再戦での勝利を目指します。
 下平監督は「これがプレミアリーグ。相手のサッカーに慣れる前に失点してしまった。自分たちのスタイルを捨てて戦うつもりはなく、自分たちのスタイルで主導権を握ることはできた。最後の部分を決めるにはもう一ひねりが必要。(主力の2選手を代表で欠いたが)代わりに出た2年生には良い経験。チームの底上げにつながる」とこの敗戦を成長の糧にとの思いでしょう。次の試合は5月6日(祝・火)にJFAアカデミー福島とのアウェイゲームとなります。

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 トップチームは昨日の試合翌日ですが、明後日のガンバ大阪戦に向けて早くも移動をしました。試合前日は大阪府内でトレーニング。「いかに休息を取りコンディションを整えるか」必勝を期すチームも万全の体制で臨みます。
 そしてすぐに5月3日(祝・土)にはホーム日立台で現在リーグ首位の鹿島アントラーズを迎えての一戦が待っています。チケットも販売中です。レッズ戦同様に多くのサポーターの皆さんで選手を後押しいていただければと思います!