2014年9月 4日

全力で

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担当:大重正人

昨日はレイソルらしい、激しい球際のアタックが90分最後まで続きました。マリノスの攻守にわたる圧力を跳ね返し、レアンドロ選手と工藤選手が2試合連続ゴールとフォワードがまたしても大きな仕事を果たしました。昨年準々決勝第1戦、サンフレッチェ戦と奇しくも同じ、2-1のリードでホームに帰ってくることができました。

マリノスには栗原選手の出場停止や中町選手の負傷などメンバーの入れ替わりがありそうですが、そういう困難な状況でも力を発揮できるチームはたくさんいます。去年ファイナルのレイソルもそうでした。監督の姿勢や選手たちのマインドは「どんな大会、どんな相手でも全力で目の前の試合に勝ちに行く」。そのための最善の準備をするのみです。

昨日は出場機会がなかった控え選手たち。記者会見の質問に「選手たちは走れていたし、選手を変えて良いリズムを崩すより、そのままの選手で戦う」とネルシーニョ監督はきっぱり答えました。ただ、状況に応じて、必要な駒を入れ替えながら、適切な策を講じるのも監督です。今日は出場機会のなかった選手たちがメインとなったトレーニング。

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シュート練習では、ものすごい迫力で走り出し「動き出しに合わせるんだ!」と非常に熱のこもったシーンがありました。工藤選手が昨日決めた形は、8月のマリノス戦でも同じようなつなぎがありました。藤田→レアンドロ→工藤。惜しくもポストをたたきましたが、昨日は太田→高山→工藤と、メンバーが変わっても同じような形を出すことができました。通常の左サイドではなく、中央にいた高山選手は「たまたま、そこにいただけですよ」と言いましたが、速めに動きだした工藤選手を見逃さず、本来のポジションでなくともシンプルで正確なアシストパスを通しました。選手が変わっても同じようなプレーができたのも、こうした日頃のトレーニングがあってのこと。これまで培ってきた「全員サッカー」で準々決勝突破を狙います!