2014年9月18日

データから見た浦和戦

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担当:河原 正明

 強敵・浦和レッズとの対戦前に、これまでネルシーニョ監督がレイソルを率いてからの対戦成績を調べてみると・・・10試合で6勝4敗。レイソルから見て3連勝→4連敗→3連勝中となります。一方ではペトロヴィッチ監督就任後の対戦は7試合。最初はなかなか勝てず、昨季はホームで2-6で大敗したこともありました。ようやく勝利することができたのは5戦目のナビスコカップ決勝戦でした。今季、ナビスコカップ、リーグ戦とホームゲームで連勝していますが、実は2点差以上の差がついた試合は昨季大差で敗れた国立でのリーグ戦だけ。それ以外の6試合は1点差で競り合う試合を戦ってきました。

 レイソルでレッズ相手に得点を一番上げている選手は通算では4得点が3人(加藤望、北嶋秀朗、田中順也)。現在籍選手に限ると工藤選手と茨田選手が2得点となります。今季ここまでリーグ最小失点なのはレッズです。元レイソルの那須選手が中心となる城塁を打ち壊すのは、アカデミー育ちの工藤、茨田選手の2人に加えて、レアンドロ、高山の好調3トップの双脚にかかっています。

 一方、レッズの"レイソルキラー"はなんといっても柏木選手。5得点は2010年以降の対戦では最多となります。なんとなく原口選手(現・ヘルタベルリン)にやられているイメージが強いのですが、やはり要注意人物なのは彼に間違いないでしょう。
 もちろん、かつてのチームメイトである李選手に興梠選手の強力FW陣らも3試合連続4得点中と絶好調ですから、勝利にはさらなる守備陣の奮闘が必要不可欠です。

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 今季3回目の対戦、監督同士も8度目となると互いの手の内もよく判っているはずです。システムでもがっぷり四つに組むこともあれば、ハズシして仕掛けることも。多士済々の選手たちに、率いるのはリーグを代表する監督同士の一戦だけに、明後日も最後まで目が離せない試合となるでしょう。

 非公開練習2日目、今日もピリッとした雰囲気の中でトレーニングが行われました。首位レッズとの直接対決に敗れると勝ち点差は15と大きく開きます。残り11試合、これ以上離されることは上位進出にも大きなダメージとなります。試合会場の埼玉スタジアムは、柏から一番近いスタジアムのひとつでもあります。真っ赤に染まった"超アウェイ"で黄色い勝利の凱歌を轟かせるためにも、ぜひスタジアムで選手の後押しをしていただければと思います!

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